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Wiiのある新しい生活を提案――任天堂「Wii Preview」「Wii Preview」(3/3 ページ)

速報のとおり本日9月14日、任天堂は千葉県・幕張メッセでメディア向けのWii発表会を行い、発売日と価格を発表。Wiiにおけるサービスについてを岩田氏が、ソフトラインアップについて宮本氏が語った。

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Wiiタイトルについて

 先ほど紹介した似顔絵チャンネルで作ったMiiが利用できる「Wii Sports」では、テニス、野球、ゴルフのほかボウリングとボクシングの5種類が楽しめる。これがWiiと同時発売の12月2日に4800円(税込)で発売されると発表された。このほかにもコンパクトな9種類のソフトでWiiリモコンに慣れてもらうことを目的とした「はじめてのWii」は、リモコンと同梱で4800円(税込)、大勢で遊ぶことを意図して開発されたお題に答える「おどるメイドインワリオ」が5800円(税込)、Wiiは決してシンプルでコンパクトなゲームだけではないと理解できる大作「ゼルダの伝説 トワイライト プリンセス」が6800円(税込)と、Wiiソフトは大体4800円〜6800円の価格設定を予定している。しかし、タイトル次第で柔軟な値段もありえるとも。

 WiiではDSソフトとの対応も予定されている。9月28日に発売が予定され初の双方向ボイスチャット機能を搭載している「ポケットモンスター・ダイヤモンド」&「ポケットモンスター・パール」に対応した初のWiiソフトも準備されている。「ポケモンバトルレボリューション」と題されたこのソフトでは、DSとワイヤレス通信することができるという。こちらは年内に発売を目指し価格は5800円(税込)を予定している。

 Wiiと同時発売タイトルは10社16タイトルが予定されており、年内には14社27タイトルが揃うとのこと。12月2日の発売日に揃うロンチタイトルは以下のとおり。

  • 「超執刀カドゥケウスNEO(仮称)」アトラス
  • 「Elebits」コナミデジタルエンタテインメント
  • 「街クル ドミノ(仮称)」サクセス
  • 「Necro-Nesia(ネクロネシア)」スパイク
  • 「スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合」セガ
  • 「スイングゴルフ パンヤ」テクモ
  • 「Wing Island」ハドソン
  • 「コロリンパ」ハドソン
  • 「SDガンダムREVOLUTION(仮称)」バンダイナムコゲームス
  • 「縁日の達人」バンダイナムコゲームス
  • 「たまごっちのピカピカだいとーりょー!」バンダイナムコゲームス
  • 「レッドスティール」ユービーアイソフト
  • 「Wii Sports」任天堂
  • 「おどるメイドインワリオ」任天堂
  • 「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」任天堂
  • 「はじめてのWii」任天堂

 Wii本体のほかにセット内容として「Wiiリモコンストラップ付き」、「ヌンチャク」、「Wii専用ACアダプタ」、「Wii専用AVVケーブル」、「Wii本体専用スタンド」、「Wii本体専用補助プレート」、「Wii専用センサーバー」、「センサーバースタンド」が各1つずつ、そして単3乾電池が2つ同梱される。

 別売りのWiiリモコンが3800円、ヌンチャクが1800円、クラシックコントローラが1800円となっているが、バーチャルコンソールの普及を推奨するために、期間限定でクラシックコントローラに5000ポイントのWiiポイントプリペイドカードを付属したものを5000円で発売すると発表した(すべて税込)。

 岩田氏は「Wiiのある新しい生活」を提案する――「家庭にあるゲーム機を家族全員が毎日触ることを当たり前にすることでゲーム人口の拡大の第2のステップを踏みだします」と。


宮本氏と遊ぼう――テニスとやわらかあたま塾

 岩田氏がゲーム以外でのWiiのコンセプトと使用方法について提案したあとは、宮本氏による実際のゲームプレイの提案へと続く。宮本氏はプロテニスプレーヤーの杉山愛選手や第11回全日本国民的美少女コンテストグランプリの林丹丹さんを舞台に呼び込み、司会を務める中井美穂さんとテニスをすることになった。

 先ほど、岩田氏から発表があった「Mii」を使用し、キャラクターを作成。事前に登録してあった本人そっくりのMiiを自分のキャラクターとしての対決とあいなった。まずはシングルで杉山さんと戦った宮本氏は、世界の壁をものともせず僅差で勝利。続く、ダブルスでもさすがゲーム開発者と唸る試合運びを披露する。

 スポーツ対決の後は、開発中の「Wiiやわらかあたま塾(仮称)」で頭脳対決に。宮本氏が林さんと、中井さんが杉山さんと組んでの勝負は次々とプレーヤーを交代しながら全12問を解答していくという形式。ちょっとの差で中井・杉山ペアが勝利を収めた。

テニスで汗をかいたらハンカチ王子ならぬ青いタオル王子で、と宮本氏がWiiタオル(?)をプレゼント

 2つともそのプレイをする姿は楽しそうで、任天堂が提案する“Wiiのある新しい生活”を想像させるのに十分な効果があったといえよう。

 宮本氏は「DSでは、ゲームをはじめてするユーザーや、しばらくぶりにゲームをする人からの反響が大きかった。Wiiでもそういうことが起きることを期待しています。紹介したタイトルは、家族で遊べるものばかりです。我々は家族内ユーザーの拡大を目指しており、Wiiリモコンを触ってもらう可能性を高めることを考えています。もちろん、カジュアルなゲームだけではなく、ゼルダのような本格的なゲームも作っており、新しいスーパーマリオのアクションゲームなども来年発売に向けて製作しています。よく聞かれるのですが、「脳トレ」ものも作っていますが、Wiiだからこその新しいタイトルも準備しています。“ヘルスパック”という仮称をつけて開発している、リビングで健康管理や身体を鍛えるソフトがそれにあたります。健康チャンネルのようなものがあって、健康で家族がつながることを想定したものとなると思います」と、Wiiは開発してて楽しくなるとコメント。さまざまなジャンルをそろえ、発売を迎えたいと挨拶をして発表会を締めくくった。

 発表会の最後には、今後予定されているサードパーティを含む、Wiiのソフトタイトルラインアップが映像で紹介された。発表会後の体験会では34のWiiタイトルで遊ぶことができた。

 触ってみるとさらにその面白さが加速するのがWiiの魅力。もちろんユーザーにもその機会を増やすために一般ユーザー向けの体験会も名古屋・大阪・東京地区で予定されている。

会場ステージ横では、ホームリビングにある“Wiiのある新しい生活”を実感できる体験デモプレイコーナーも
Wii本体に同梱される一式も展示

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