目白押しのイベントと100台以上の試遊台、さてドレにする?――マイクロソフトブース:東京ゲームショウ2007(2/2 ページ)
「250タイトル、ドレにする?」というキャッチコピーを掲げたマイクロソフト。次世代ハードのなかでもタイトル数の充実をアピールした形で、実際のブースも多くのタイトルがプレイアブル出展されている。特設ステージでのイベントも見逃せない。さあ、あなたはドレにする?
初日のイベントには、なんとあの人が登場
試遊台がにぎわう傍らで中央のステージも負けてはいない。11時からは「ビューティフル塊魂」のイベントが華やかに開催された。ステージに上がったのはディレクターである森脇淳氏と主人公である王子(!)。足元の覚束ない王子がコンパニオンのお姉さんに手をひかれながらオタオタと登場し、のっけからシュールな雰囲気。司会の2人の実況と森脇氏の解説といった感じで「ビューティフル塊魂」のちょっとした大会が開かれることとなった。
この勝負に参加したのは“おねえさん”、“おこさん”、“おばあちゃん”、“おとうさん”と呼ばれる謎の4人。“おねえさん”はそのまんまコンパニオンのおねえさんだし、おばあちゃんは突然呼ばれて来たかのような上品なおばあちゃんだし、“おとうさん”にいたってはどっからどうみても外国人だし……。この4人は家族? なわけないよなあ、と突っ込みが入りそうな不思議メンツ。さすが「ビューティフル塊魂」である。
結果としてはおそらく最もゲームに慣れているであろう“おこさん”に軍配が上がった。“おこさん”には森脇氏から王子のあやつり人形が贈られ、イベントは幕を閉じたのだった。
正午から開催されたのは「ロストオデッセイ」ステージ。当初“マイクロソフトのスタッフによる実機デモ”と聞いて待機していたのだが、登場したのはなんとミストウォーカー代表・坂口博信氏。この「ロストオデッセイ」ステージは会期中、全日開催されるのだが、坂口氏が登場するのはビジネスデイ初日のみとのこと。サプライズなイベントに会場も大いに盛り上がった。
「ちょうど開発中であと3週間で締め切りなんです。そういった状況で、今日のためにプレイアブル版を用意することができなかった。今日は僕が実機デモをさせていただきます」と坂口氏。いくつかあるというセーブデータから3つほど抜粋して、我々に開発大詰めの「ロストオデッセイ」の片鱗を見せてくれた。
最初に見ることができたのはセスという女性の簡単な移動シーン、戦闘シーンとムービー。そのグラフィックにまず驚かされたのは、井上雄彦氏のキャラ絵が極限までリアルに3D化されているという点。そしてそのリアルなキャラクターが非常になめらかに動いている点にも感心した。
次に公開されたのは坂口氏いわく「物語のちょうど真ん中あたり」という中ボス戦。主人公カイムが多くの仲間を従え、かつ、敵は敵で凶悪そうなキャラが何人も並んで登場し、これから総力戦が始まる…という緊張感溢れるシーンからスタートした。戦闘に関しては各キャラに対してコマンドを与えるというものだが、そこから紡ぎ出される戦闘のビジュアルはド派手でド迫力。戦闘を盛り上げるサウンドも絶妙で、かなりテンションの高い戦闘が展開していた。
最後に色んなキャラが登場するイベントムービーを鑑賞できた。ミンという王女を逃がすためにカイムたちが画策するという場面で、各キャラの流麗な動きを観ることができた。「ムービーですけども、すべてリアルタイムポリゴンで描かれてます」と坂口氏。プリレンダと区別がつかないクオリティに驚く他なかった。
実機デモを終え「もうほとんど完成していてデバッグ段階ですね。発売が12月6日です」と坂口氏。最後に11月19日の「ロストオデッセイ」イベントの告知が行われ、坂口氏からの「ホントにスタッフ一同がんばって作ってます。手応えはあるので、ぜひ手にとっていただければと思ってます」という一言で締めくくられた。
以上のイベントの他にもステージでは「Halo 3」対戦や「エースコンバット6 解放への戦火」対戦などイベントが盛り沢山。連日決まった時刻に同じイベントが始まるのでお目当てのイベントがあるなら、しっかりチェックしておこう。
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