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電波依存症のアナタに――「どこでもWi-Fi」で、自分専用のWi-Fiアクセスポイントを携帯しよう日々是遊戯

DSやWii用の周辺機器、関連グッズなどを扱うモリゲームズブースで、ちょっとユニークなデジタルガジェットを見つけた。これを使えば、いつでもどこでもWi-Fiに接続することができるという優れモノだ。

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常にネットにつながっていたい人に

 本日10月9日より、幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2008」。その会場で、ちょっとユニークなデジタルガジェットを発見したので紹介してみたい。

 モリゲームズのブースに参考出展されているウィルコムの「どこでもWi-Fi」という製品がそれ。見た目はなにやら電池の充電器のようだが、実はコレ、中にW-SIMが入ったれっきとした通信端末。これを使えば、ウィルコムの電波が届く範囲内であれば、どこでもWi-Fiネットワークに接続することが可能になる。要するにこれ自体が、持ち運び可能な無線LANのアクセスポイントになるというわけだ。

 もちろんAOSS機能にも対応しており、ワンタッチでDSやPSPとも接続可能。外出先でも「クイズマジックアカデミーDS」の全国対戦が楽しめるのはちょっと嬉しいかもしれない。ノートPCやiPod touchとつないで使用することもでき、ゲーム以外でも使い道は多そうだ。

 ただちょっと残念なのがバッテリーの持続時間で、“単三4本で約2時間”と、「外でもばりばりインターネットがしたい!」という人にとってはやや心許ない印象。標準で「eneloop」が付属し、充電すれば繰り返し使用できるとはいえ、ノートPCやゲーム機のバッテリーより先に切れてしまうのはいただけない。カバンの底などに忍ばせておけば、あとは特に意識せずともWi-Fiにつなぎ放題――といった使い方をつい夢想してしまうが、これはさすがにぜいたくすぎるだろうか。

 また通信速度についてもPHSのスピードに準拠するため、最大で204bpsに限定される。オンラインゲームなどで遊ぶには十分な速度だが、いまどきの重いWebサイトを見るには少々厳しいだろう。やはりメインはゲーム用途と割り切って考えるのがいいのかもしれない。

 発売時期は今のところ「2009年春」を予定(販売はウィルコムが行う)。価格や販売経路、料金プランなどはまだ未定とのことだが、料金次第ではなかなか面白いガジェットになりそうだ。

見た目はまるでeneloopの充電器そっくりだが、これが携帯無線LANアクセスポイントになる
上部にはW-SIMの差し込み口がある。すでにW-SIMを持っている人なら、自分のものをそのまま使用できる
標準で単三eneloop4本が標準で付属する。2時間というバッテリー寿命を、短いと見るか十分と見るか……

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