解体屋マリオの大冒険! 「レッキングクルー」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
ファミコン初期のアクションパズルである任天堂の「レッキングクルー」を取り上げます。全100面のボリュームと、敵をうまく誘導できたときの喜び、壁を一気に破壊したときの爽快(そうかい)感など、多くの魅力を持つゲームでした。
難関ステージがいっぱい
序盤から、壁やハシゴを壊す順番を間違えるとクリアできないステージが現れる。でも少し考えれば(もしくは1回ミスすれば)どう壊せばいいか分かる程度の難しさなので、さくさくと先のステージへ進める。
最初の難関はPHASE 12だろうか。上半分の壁を壊す順番は分かりやすいが、下半分が難しい。ドラム缶を支える支柱をいつ落とすかが鍵だ。
個人的に苦労したのはPHASE 18。動きの速いナスビ仮面が6匹もいて、普通にプレイしていたのではまず避けられない。おまけにブラッキーまでいる。脱出できないゾーンに落とされてしまうと、リセットするか、ファイアボールに当たってやり直すかしかない。
最上段の壁を崩した後、ナスビ仮面が長いハシゴを上るまで待ち、タイミングを見計らって爆弾でハシゴを壊せば、ナスビ仮面たちは脱出できないゾーンに落ちていく。しかし、このタイミングが微妙。たいていの場合は、何匹か残ったナスビ仮面と追いかけっこをしながら、頑張って壁をたたいていくことになる。
6月1日に秋葉原で行なわれたイベント「ガレージセール1983」(札幌のゲームショップ1983が主催)の会場にファミコンがあったので、ここでレッキングクルーをクリアしようと、カートリッジを持ち込んでプレイしてみた。だがこのPHASE 18をクリアするのに時間がかかり、結局PHASE 23までしか進めなかった。
PHASE 24は、壁やハシゴを壊すために何度も上り下りしなければならず、4匹のスパナゴンをまとめて誘導するのが難しい。うまく動かないとスパナゴンとスパナゴンの挟み撃ちに遭うし、ファイアボールも怖い。また、PHASE 28など、速さの違う2種類のスパナゴンを誘導しなければならないステージもある。
PHASE 45は、ハシゴ1本と1マス分の空間だけで、スパナゴンを避けてハシゴを上るのが難しかった。ただ、多分もっと楽な攻略法があると思う。
その後もスパナゴンとナスビ仮面を誘導して進んでいく。PHASE 55では狭い場所をうろつくナスビ仮面に悩まされたが、爆弾で開けた扉の中に閉じ込めて、どうにかこのステージもクリア。
しかし、一見簡単そうなPHASE 57で、たくさんのナスビ仮面に挟み撃ちされて、何度やっても先へ進めなくなってしまった。
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