水さえあればどこでもチャージ可能――フィンランド生まれの「水」充電式モバイルバッテリー

少量の水で充電可能なモバイルバッテリーが発表に。これさえあればコンセントを探して街を彷徨わなくて済みそう。

» 2012年03月05日 20時32分 公開
[ITmedia]
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 フィンランドの燃料電池メーカー「myFC」は、iPhone、iPadなどに対応するポータブル充電器「PowerTrekk(パワートレック)」を発表した。現在は公式サイトがオープンしており、2012年春を目処に日本および北米、ヨーロッパで順次発売する。

Powertrekk - How it works from PowerTrekk on Vimeo.


 バッテリー容量は1500mAhと、モバイルバッテリーとしては標準的だが「PowerTrekk」の特徴は別にある。燃料電池のフタを開け、中に少量の水を注ぐと、その水分を使って発電するのだ。発電中は本体を外気に触れさせておく必要があるが、iPhone程度ならばごく少量の水さえあれば充分という。使用する水は必ずしも真水である必要はなく、アウトドアや非常時などにも役立ちそう。

 対応機器はiPhone/iPadに限らず、USB充電可能なデバイスなら何でもOK。価格は本体が229ドル(約1万8600円)、専用の追加燃料電池パックが3個で12ドル(約975円)となっている。他のモバイルバッテリーに比べやや高価ではあるものの、コンセント不要で充電できる点は大いに魅力的と言えそうだ。

画像画像画像 上ブタをはずすと燃料電池が顔を出す仕組み。充電時は左のカップ部分に水を注いで使う

画像 iPhoneをはじめUSB接続可能な各種モバイルデバイスに対応

画像 赤、黄、緑など各種カラーリングも用意されている

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