ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

街乗り最強自転車、GTのアバランチェ3.0で交通ルールを守って走ってみた散歩するガジェット(2/2 ページ)

交通ルールでは「自転車は車道!」となっています。いざシティサイクルで自動車のびゅんびゅん走る脇を走ってみると、かなり怖い。そんなアナタにおすすめなのが、GTのMTBなんです。

PC用表示 関連情報
advertisement
前のページへ |       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

そのほかのそろえたい装備

 そのほかそろえたい装備としては、ヘルメット、グローブ、パンツクリップ(バンド)があります。事故の際の速度と死亡率に相関関係はないといいますから「スピード出さないからヘルメットはいらない」ということにはなりません。また転んだときに人間は反射的に手を突きますから、真っ先に怪我をするのは手の平です。グローブさえしておけば、手を突いたのが運悪く砂利の上で手の平が血まみれ、キズの中に砂利が入ってしまって化膿なんて事態を防ぐことができます。チェーンにスソがあたると汚れるのは当然として、巻き込んでしまえば事故につながりかねませんからパンツクリップも必要な装備です。

画像

 ロードバイクでもないに流線型のホンキ仕様は抵抗あるなあ、と思って買った筆者愛用のヘルメットはSixSixOne 2012 DIRT LID。付属パッドが豊富でサイズを合わせやすい。グローブは、自宅にあったオートバイ用を流用している。ハンドルに当たる部分にクッション性がある素材を使用しているタイプだと、段差などからくる振動を受け止めてくれるのでおすすめ。以前はゴム性のパンツバンドを使用していたが、ベロベロに伸びてしまったので、現在はプラスチック製のパンツクリップを使用している

実走してみて良かった点、悪かった点

 さて、ここまでは外観や仕様による特長や一般的なママチャリとの相違点の説明でしたが、それをふまえて実際に乗ってみてどうだった、という長短所を画像を交えつつ見ていきましょう。

画像 この太いけれども溝は浅めのタイヤが絶妙。砂利が浮いたような路面状況の悪い車道の端でも安心かつ、舗装路でもスムーズに走ることができた

こちら実際に筆者が交通ルールに則って、車道の左端を走行した模様。ハンドルに固定したカメラで、前輪を撮影した。側溝のフタの上やら段差やらロードバイクやクロスバイク、シティサイクルではハンドルが取られてしまいそうなところでも安定しているし、アスファルトでもタイヤがバタつかずスイスイ走る


画像 前輪への衝撃を緩和するフロントサスペンションフォーク。筆者が今まで長時間、サスペンションフォークを装備した自転車に乗ったことがなかったので、街乗りでどこまで役立つのか懐疑的であったがこの効果が絶大だった。舗装路には四輪では気にならないようなわずかな段差が至る所にあるが、そういった段差による衝撃を緩和。クッション性のあるグローブの併用で、長時間走行時の腕の疲労軽減に効果的だった

画像 幅広のペダルが水平位置で止まりやすく、信号待ちが多い状態でもストレスがなかった。鋲(びょう)を打ったような突起も効果的で、アウトドア向けでない普通の運動靴でも十分溝にくい滑らなかった。筆者はクロスバイクの初期装備ペダルが気に入らず、交換したうえに滑り止めのトゥークリップまで付けているが、これならそんな手間は必要ないと思った

画像 これまた筆者が装備した自転車に乗ったことがなかったディスクブレーキ。制動力が高いのもさることながら、リムをブレーキシュー(ゴム)で挟み込むママチャリなどで一般的なブレーキと違い、雨の日でも良く利くのであると安心な装備といえる。アバランチェは前後輪ディスクブレーキ搭載だ

画像 初期装備としては形状、固さといい良いサドルだと思ったのだが、長距離ライドだと臀部が痛くなることが判明。このあたりは筆者が痩せ体型で臀部が薄いことが多分に関係していそうだし、個人差があるので万人には当てはまらないであろう

画像 フレームのトリプルトライアングルが特長なGTのバイクだが、1つだけ乗って気付いた問題点が……。フレームに肩を入れ担いだときに、3つ目のトライアングル部分が肩に食い込んで痛いのであった。フレーム内部に取り付けるパッド入りのミニバッグなども、フレームに当たって取り付けられないので、担ぐときはタオルなどを用意しておき肩に当てると良いだろう

保管場所をどうするか

 最後に、買ったMTBの寿命に関わってくるのが保管場所です。チェーンなどがカバーで覆われているママチャリに比べて、各パーツがむき出しのMTBは雨などでオイルが流れやすく、ホコリなどの汚れも付着しやすいので屋根のある場所、できれば屋内に保管したいものです。風雨にさらされればサビも発生しやすいですし、経年劣化も進みます。価格数十万円のロードバイクほどではないにしろ、屋外に置けば盗難の危険性もあります。ママチャリ感覚だと、屋内になんか置き場所がないと思いがちですが、MTBはカゴもなくハンドル形状もストレートなので、思ったよりも狭いスペースに置くことが可能です。購入を検討する場合には、よくよく保管場所も考えてからにすることをおすすめします。自転車も道具ですから、日頃の心がけと手入れが良ければそれだけ末永く使えます。

画像 MTBはママチャリに比べて専有面積が小さいので、筆者の乱雑な部屋でも保管が可能だ。オイルが付かないように、チェーンなどはダンボールや古いタオルで覆っている。屋外に置かなければならない場合はカバーをかけるだけでも、痛みかたが違ってくる

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る