自作リアル戦車戦アトラクション「パンツァーウォリャーズ」を見てきた!!(2/2 ページ)
第二次世界大戦の西部戦線をリアルに再現!? RC戦車にカメラを搭載、自作戦車戦アトラクションはあまりにも本格的だった!
意外にもジャッジは超アナログ式
これだけリアルなシステムが構築されており、すぐにでもどこかのアミューズメント施設のアトラクションに採用されてもおかしくない完成度の森氏のRCタンクアトラクション「パンツァーウォリャーズ」ですが、勝敗は審判が2名、各車両視点のモニターを見ながらポイントをつけるという超アナログなところも。
8台が入り乱れるとなかなかジャッジが難しく、プレイヤーから「いまの誤審じゃないの?」とか「当たってないよー!!」といわれてしまうこともあるそうです。このあたりはスポーツの審判と同じように、なかなか難しいところ。森氏も、「電光掲示板に、現在のポイントが自動表示されるようなシステムを組み込めれば良いなあ」とは思っているそうですが、それには各車両に情報を処理して送信する装置とそれを受信、処理して表示する装置が必要となるので、なかなか一筋縄ではいかず今後の課題だそうです。
戦車以外でも基本ウェルカム
これだけの施設を見せられると、気になるのはそのお値段。プレイ料金について森氏に尋ねてみると「無料です」と明快なお答え。スタンスとしては、自分がやりたいことをやってそこに賛同参加してもらえるのはありがたいというものだそう。プレイヤーが集まらなければ楽しめないというのが森氏の基本的な考え。そのため特に参加資格などもなく、公式ホームページからメールでアプローチしてもらえれば基本的に誰でも参加できるとのこと。
それを聞いても、筆者などは「本当に無料で大丈夫ですか?」と余計な心配をしてしまったのですが、森氏は金融関係のお仕事をされており、お仕事は順調ということでアトラクション運用資金もなんら心配いらないそうです。
さらには森氏は基本的に「みんなで盛り上がって楽しみたい!」ということを一番に考えているため、戦車戦はもちろんのこと、例えば予備の無線カメラシステムを持ち寄ったRCカーに搭載してRCカー視点のレースを楽しんでもらっても良いし、ロボットのバトルやサッカー競技をロボット視点で楽しんでもらってもかまわないと考えているそうです。その際にはフィールドの作り替えなどの用意が必要になるので事前に相談してほしいそうですが、その場合でも今のところはフィールド使用の料金を取るようなことは考えておらず、せっかくのフィールドと無線カメラシステムを有効活用したいとのことでした。
「パンツァーウォリャーズ」のほうは将来的には、戦車の訓練用シミュレーターのように実際の乗車姿勢に近い操縦席や車両の動きに連動して可動するギミックを搭載、カメラを3つに増やし、車長も加えて3名づつ個室にして、車内インカムと車両間の無線通信を別々に再現してみたいそうです。また、何かのイベントなどでRC戦車戦の体験ブースなどを設置したいなどの要望があれば、相談にのることも考えているそうです。
タミヤのRC戦車
最後に、遠方なので森氏の「パンツァーウォリャーズ」に参加するのは難しい、あるいは自分でやってみたいという読者諸兄姉のためにタミヤにシリーズ中の代表的なRC戦車を聞いたので紹介します。
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