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マクドナルドのドナルドに引退勧告 米団体「子どもを肥満に導く笛吹き男」ねとらぼ

マクドナルドのドナルドに対し、米国の企業監視団体が「彼は危険人物。子どもを不健康な食生活に導く」と引退勧告し、腹の出たドナルドを描くキャンペーンサイトを公開。これに対し米McDonald'sのCEOが引退を拒否。

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 「世界中の子どもたちを肥満に導く笛吹き男だ」──米国の企業監視団体はこのほど、ピエロ姿で知られるマクドナルドのキャラクター「ドナルド」に“引退勧告”した。これに対し米McDonald'sのCEOが「彼は善きものである」と拒否するなどの応酬があり、米国メディアで話題になっている。


「お前も中に入れ」とドナルドに引退者ホーム入りをすすめるキャンペーンサイト。「Hey Kids! This isn't advertising!」という注意書きにアメリカっぽさを感じる

 ドナルド(米国名はロナルド・マクドナルド)に引退を迫っているのは米国のNPO「Corporate Accountability International」。ドナルドは50年以上にわたって風貌やおもちゃ、ゲーム、ハンバーガーで子どもたちを楽しませてきたが、その親しみやすさゆえに子どもたちを不健康な食生活になじませてしまうと主張。「ドナルドは危険だ」という。

 同団体らは、ドナルドの引退を含めて、同社による販促活動の自粛を求めており、ドナルドの引退を訴えるキャンペーンサイトをオープン。腹の出たドナルドに対し、たばこ「マルボロ」のカウボーイなどといったマーケティングアイコンと一緒にハッピーリタイアを迫っている。

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 これに対し、米McDonald'sのジム・スキナーCEOは株主ミーティングで「答えはノーだ。彼は善きもの(a force for good)であり、子どもとその家族に対し、バランスが取れた食生活を効果的に提案している」と答えた。株主はスキナーCEOを賞賛し、団体の代表に対しブーイングを浴びせたという。

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