「SASUKE」がマレーシア上陸！　現地政府が支援、収録にはナジブ首相も

　TBSのスポーツバラエティー番組「SASUKE」のマレーシア版が現地政府の支援のもと制作される。マレーシアでは30歳以下の50％が「肥満」問題を抱えており、これを改善するため「健全なる青少年の育成」を国策の1つに掲げる青年スポーツ省（日本の文部科学省に当たる）がSASUKEに目を付け、政府支援が決まったという。

　5月27～29日にマレーシアの公的機関が集まるプトラジャヤを封鎖して開催されるイベント、通称「One Million Youth Gathering（100万人の若人の集い）」のなかで公開収録を行う。路上にセットを組み、セットを見渡せる貴賓席も用意。マレーシアのナジブ首相が訪問することも決まっているという。

　日本版SASUKEは全4ステージあるが、「現在のマレーシア国民の平均的身体能力は『SASUKE』の全ステージを制覇するのに必要なレベルに達していない」ため、マレーシア版は第1ステージとファイナルステージのみ。マレーシア版の成績優秀者は日本版への出場権ももらえる。

　SASUKEは1997年から放送。今夏には米地上波NBCでゴールデンタイムに放送される予定になっているなど、海外でも人気を得ている。