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モバイル機器のバッテリーを2倍長持ちさせる手法、米大学で開発
モバイル機器のWi-Fi通信を調整することで、バッテリー駆動時間を引き延ばすソフト「SleepWell」を米デューク大学の研究者が開発した。
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Wi-Fiによる電力消費を抑えて、モバイル機器のバッテリー駆動時間を2倍に延ばす方法を、米国の研究者が考案した。
Wi-Fi通信はバッテリーを消費させる大きな要因の1つで、特に近くにほかのWi-Fi機器がある場合、バッテリー消費が大きくなると米デューク大学の研究チームは説明している。ほかのデバイスが通信を終えるまで待機しなくてはならないからだという。
研究チームはこの問題を解決するため、「SleepWell」というソフトを開発した。近くのデバイスがWi-Fiでデータをダウンロードしている間、モバイル機器をスリープさせるというものだ。
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SleepWellは、例えて言うなら勤務時間をずらすことで通勤ラッシュを緩和するようなものだ。SleepWellをアクセスポイント(AP)に導入すると、APにアクセスする各デバイスの活動サイクルができるだけ重ならないように調整する。研究チームはさまざまなデバイスや状況でテストを行っており、「近い将来有力なアプローチになると自信を持っている」と述べている。
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