狭い部屋でもKinectが楽しめるズームレンズが発売決定、ただし海外で:日々是遊戯
日本の狭い住宅事情ではなかなか使いにくい、マイクロソフトのKinect。しかしそんな問題を見事にクリアしてくれる。
部屋が狭ければ広角レンズを付ければいいじゃない
日本でKinectの普及が進まない理由のひとつに「部屋の狭さ」があるとよく言われますが、そんなKinectの問題点をスマートに解決してくれるアクセサリが海外で発売されるようです。
「Nyko Zoom」と呼ばれるこのアクセサリは、一言で言えばKinectに装着して使う広角レンズ。これを使うことで、通常よりもテレビに近い位置でKinect用ゲームを遊べるようになり、必要とされるプレイスペースを最大で40パーセント削減できるとのことです。
ちなみにxbox.comのKinect紹介ページによると、Kinectを遊ぶために必要な距離は、プレイヤーが1人の場合で通常約1.8メートル、2人の場合で約2.5メートルとされており、日本の平均的なワンルームマンションなどではほぼ絶望的な状態。しかしこのレンズを使えば、1人で遊ぶだけならテレビから1メートルとちょっと離れるだけでOKという計算になります。一般的には、26インチテレビの推奨視聴距離が約90センチと言われていますから、1メートル程度ならなんとか確保できるという人も多いのではないでしょうか。
電源もコードも不要で、使い方はKinectセンサー本体にパチッと取り付けるだけという手軽さ。まさにアイデアの勝利とも言えるこのアクセサリは、「E3 2011」で初出展されると、たちまち各国で大きな注目を浴びました。
残念ながら日本での発売については未定ですが、北米では8月23日に29.99ドルで発売予定。むしろ日本でこそ発売してほしいアクセサリのような気もするのですが……。
関連記事
日々是遊戯:何これスゴい! Kinectを使った「デジタル砂場遊び」――ほか、最新Kinect小ネタ集
つい先日、マイクロソフトの公式SDK(β版)が公開されたKinect。今回はそんなKinectの最新ハックを集めてみました。日々是遊戯:Kinectセンサーを使って、その場で自分のフィギュアを作ってくれるシステム
スペインのラボが開発した「Be Your Own Souvenir(あなた自身をおみやげにどうぞ)」というシステムが話題を呼んでいます。日々是遊戯:WiiやPlayStation Move、Kinectで遊ぶことは「運動」になる? それともならない?
海外ニュースサイト「Standard-Examiner」に掲載された、「Wii not so hot for fitness――but works well for rehab」という記事を紹介します。果たして、WiiやKinectに「運動」の効果はあるのでしょうか?日々是遊戯:まだまだ出てくる「Kinect」活用動画。今度は光学迷彩にモーションキャプチャも実現!?
米マイクロソフトによれば、発売1カ月で全世界約250万台を販売したというXbox 360の「Kinect(キネクト)」。今回もそんなキネクトの活動事例を紹介します。日々是遊戯:海外ユーザーの本気が垣間見える、Kinect活用動画7選
北米市場を中心に好調なスタートをきったXbox 360の「Kinect」。ユーザーの間ではさっそく解析され、オープンソースのPC用ドライバなども公開されています。日々是遊戯:Kinect初の専用アクセサリはゴムボート!? ちょっと変わった海外周辺機器あれこれ
コントローラ不要なはずのKinect(キネクト)に、なぜか専用アクセサリが登場。ほか、海外ならではのユニークな周辺機器をまとめて紹介します。- 日々是遊戯過去記事一覧
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.