あの日から10年 それぞれの記憶に残るツインタワーを探す
アメリカ同時多発テロから10年。倒壊したワールドトレードセンターの記憶を蘇らせるプロジェクトと映像を紹介します。
アメリカ同時多発テロから10年が経とうとしています。事件の象徴のひとつになったのが倒壊したワールドトレードセンター(ツインタワー)。あの日姿を消したニューヨーク最大のオフィスビルの跡地はグラウンド・ゼロと呼ばれ、現在は新たに1ワールドトレードセンターが建設中です。
9月11日の夜には犠牲となった2753名への鎮魂を祈る式典があり、ツインタワーを光の柱で再現する演出が予定されています。9月6日にはそのリハーサルが行われ、幻想的な光の2本の柱がニューヨーク市街から見ることができたそうです。
式典についてはライブガイドでも紹介しています。当日はバラク・オバマ大統領、ジョージ・W・ブッシュ元大統領、ジョー・バイデン副大統領、マイケル・ブルームバーグ ニューヨーク市長、ルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長らが出席。午後4時より日本語同時通訳付きでライブ配信するそうです。
失われたワールドトレードセンターの記憶を蘇らせるプロジェクトをもうひとつ。
「110 Stories」は、あのツインタワーを現在のニューヨークの風景と合成できるiPhoneアプリ。起動すると位置情報を取得し、元あった場所にカメラを向けるとツインタワーが現れるというAR技術を採用しています。撮影した写真はコメント付きでユーザー間で共有できます。ファンドレイジングサイト「Kickstarter」で資金提供を求め、2708ドルを調達しリリースされました。
また、ニューヨーカーに愛されたツインタワーは映画にも多く登場していたようです。ツインタワーのシーンのみを集めたマッシュアップ映像がYouTubeにあがっていました。こちらは1969年から2001年までに公開された映画の中から集めたようです。
建設中の1ワールドトレードセンターは、アメリカ独立宣言の年になぞらえて1776フィート(541.3メートル)の高さになるそうです。2013年完成予定で、アメリカでもっとも高いビルになるとか。1ワールドトレードセンターのほかにも、旧ワールドトレードセンター跡地の国立9.11記念碑・博物館を中心に、5つの超高層ビル群が誕生する予定です。
ちなみに建設の様子は、ライブカメラで見ることができます。
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