「ポテトサラダは大黒柱の芋を支える家族である」　Facebookページ「ポテトサラダ学会」が哲学的

　ある時ふと記者がFacebookのウォールを見ると、おいしそうなポテトサラダの写真がシェアされていた。「ポテトサラダは家族である。大黒柱の芋を支える家族である」――と何やら哲学的な文章が添えられている。投稿者は「ポテトサラダ学会」と言うらしい。な、何ぞ……。

　ポテトサラダ学会のFacebookページを見てみた。基本データの説明によると「日々ポテトサラダを研究し、分類し、格付けを図る」コミュニティーらしい。しかも学会員は「いついかなる時でも、ポテトサラダを注文し、詳細な報告を学会に提出する義務がある」とのこと。ふむふむ、これはかなりストイック。ただのポテサラ好きではないようだ。

　Facebookページのウォールには、同学会が選んだポテトサラダの名店リスト「ポテトサラダ東京十傑」も投稿されている。第10位「人形町　笹新」のポテトサラダは、「しばらく置かれたなじみ具合の出方が、ほのぼのとした良さを感じさせる」1品という。1位がものすごく気になるが、現在発表されているのは9位まで。今後どんなお店がランクインするか楽しみになってきた。

　Facebookページの「いいね！」は130件で、それほど知名度は高くないようだ。ポテサラ好きの記者は、この不思議な学会を見つけてしまった以上、いろんな人に知って欲しくて記事にしたのだが、知られずに大事に取っておきたい感情もわいてきている。なぜなら、ポテトサラダは主菜ではなく副菜であるように、ポテトサラダ学会もメジャーではなく知る人ぞ知る存在であって欲しいからだ！（記者のただのポテサラ人気への嫉妬です）

　ちなみに、同学会はFacebookページで、ポテトサラダの情報や写真を共有し合うコミュニティー「ああ、麗しのポテサラ」をお気に入りとして登録している。言うまでも無く、こちらもポテサラ盛りだくさんのページだ。記者は同学会と一緒に温かく見守っていこうと思う。