メッセージアプリに新顔! Facebook、Twitter、mixiのIDで利用できる「RingReef」、ビッグローブが公開
Facebook、Twitter、mixiのアカウントを使ってログインし、グループチャットを楽しめるスマートフォン向けアプリ「RingReef」をNECビッグローブが公開した。iPhone版とAndroid版のほか、PCからの利用にも対応した。
ネイバージャパンの「LINE」や韓国発の「カカオトーク」といったメッセージアプリが人気を集めるなか、また1つそれらのライバルとなりそうなサービスが登場した。NECビッグローブが10月28日に公開した「RingReef」。Facebook、Twitter、mixiのアカウントを使ってログインし、グループチャットできる。iPhoneアプリとAndroidアプリのほか、PCからも利用できる。価格は無料。
自由にメンバーを選んでグループを作成し、リアルタイムにコミュニケーションしたり、写真を共有したりできる。自分や関連するグループあてにメッセージが送信されると、プッシュ通知される仕組み。グループは公開・非公開を選べるため、用途に合わせて使える。利用するには、RingReefにメールアドレスとパスワードを登録するか、Facebook、Twitter、mixiのアカウントを使ってログインするかを選べる。
Facebook、Twitter、mixiのアカウントを利用すると、各サービスの友達リストをRingReefにインポートでき、各サービスに散らばっている友達を集めてグループを作成することが可能。スマートフォンのGPS機能を活用し、近くにいるユーザー同士でグループを作成する機能も備えているため、パーティーの会場などで個別に連絡先を交換する手間なく、スムーズにやり取りできるという。
メッセージアプリとしては、利用者が世界で2200万人以上という韓国Kakao Corporationの「カカオトーク」や、通話機能も備え、10月に300万ダウンロードを突破した「LINE」がすでに人気を集めている。カカオトークとLINEは初期設定で電話番号を登録する必要があるが、RingReefは各種SNSのアカウントで始められるのが特徴。PCにも対応することで、長文のやり取りが必要になるビジネスシーンでの利用も提案していく。
今回公開したアプリは英語版となっており、日本語版は11月末に公開する予定。スマートフォンの加速度センサーを利用し、端末同士を軽くぶつけるとグループを作成できるといった新機能も計画している。今後1年間で1000万ユーザーの獲得を目指しており、ユーザーが増えてくれば、バナー広告を掲載したり、位置情報と関連付けたタイアップ広告を出すといった手法で収益化を図っていく。ユーザー課金も検討しており、2013年度に4億円の収益を見込んでいる。
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