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レタッチソフトで修正した写真、修正の度合いまで判定するシステムを英大学が開発
英研究者が多数の“ビフォー・アフター画像”を分析し、Photoshopなどで修正した写真を判定できるアルゴリズムを作り出した。
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「Photoshop」などのソフトで修正された写真を特定するだけでなく、修正の度合いも判定できるシステムを、英ダートマス大学の研究者が開発した。
ヘイニー・ファリド教授と博士課程のエリック・キー氏は、修正前・修正後のデジタル画像から、脚を細くしたり、顔の対称性を調整するといった体型的な修正や、しわ・シミ取りなどの修正を判定し、5段階でランク付けするアルゴリズムを作り出した。確認のため、人間に数百組の修正前・修正後写真を比較してランク付けしてもらったところ、その結果はアルゴリズムと強い相関があったという。研究成果は米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されている。
ファリド教授は、不自然なほどやせたモデルが雑誌の表紙を飾っていることが、拒食症などの問題に結びついていると主張。最近、英広告基準局が過度の修正」を施したジュリア・ロバーツの広告の雑誌掲載を差し止める命令を下したことを指摘している。
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同氏は、写真がどのくらい修正されたかを測定する方法を編み出して、人々が判断できるようにすることを提案し、今回のアルゴリズムを開発した。ただし、「このレーティングシステムが、非現実的な身体イメージの氾らんによる悪影響を緩和できるかどうかはまだ分からない」としている。
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