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モバイル・ソーシャルゲームは「生産的」、コンソールゲームは「時間の浪費」日々是遊戯

海外で学生5600人を対象に調査を行った結果、今の若者はコンソールゲームよりもモバイル・ソーシャルゲームを好む傾向が明らかになったそう。

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進む若者のコンソールゲーム離れ

 海外ゲームニュースサイト「GAMASUTRA」に、ちょっと衝撃的な記事が掲載されている。アナリストのPiper Jaffray氏が高校生5600人を対象に調査したところ、今の若者は伝統的なコンソールゲームへの関心を失いつつあり、代わりにモバイルゲーム(ここではニンテンドー3DSなどではなく、携帯電話用ゲームのことを指している)やソーシャルゲームを好むことが明らかになったという。

 Piper氏は昨年春にも同様の調査を行っていたが、そのときに比べて、「コンソールゲームへの関心が減少している」と答えた学生の割合は63.5パーセント→65.9パーセントへと微増(去年の時点でもかなり高い!)。一方で「モバイルゲームに関心がある」と答えた学生は34.4パーセント→66.2パーセントへと大幅に増えた形となった。この1年間で、コンソールゲーム離れがまた少し進み、代わりにモバイルゲームを遊ぶ若者がぐっと増えたことが分かる。また、Facebookなどのソーシャルゲームで遊んでいると答えた学生は25.9パーセント→25.3パーセントとほぼ横ばいとなった。

 Paper氏はリポートの中で、「彼らは“友人とつながっている感覚”」を重視すると指摘。このため、モバイルゲームやソーシャルゲームに対しては「生産的」と感じる一方、ソーシャルなつながりに欠けるコンソールゲームに対しては「時間の浪費」だと感じるのだという。

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 これらの調査から、Paper氏は投資家たちに対し、コンソールゲームへの投資について「伝統的なパッケージゲームの売上は今後2年間にわたり低下を続けるだろう」と警告している。

確かに、Facebookなどのソーシャルゲームは、ゲームというより「お付き合い」的な感覚で遊んでいる部分も大きい(写真は筆者がよく遊んでいる、iPhoneアプリの「ゾンビカフェ」と、Facebookの「CityVille」)

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