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お台場「ガンダムフロント東京」に宇宙(そら)を見た――実物大ガンダム立像も稼働仰ぎ見る宇宙世紀

4月19日のオープンを前にダイバーシティの内覧会に潜入。ガンダムフロント東京を中心に巡ってみた。

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 お台場にある「ガンダムフロント東京」にひと足早く潜入してみた。気分は、サイド7に強行偵察に赴いたデニム・スレンダー・ジーンらジオン軍の兵士たちのよう。ただし、すでにガンダムはガンダムフロント東京が入る「ダイバーシティ東京」のフェスティバル広場に立ち上がり、臨戦態勢だった。

2009年夏に「機動戦士ガンダム」放映30周年を記念して、お台場・潮風公園に出現した「GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト」に新規デカールが施され、細部にディテールアップパーツを追加
定期的に光とミストによるギミックと首の動きで我々を出迎えてくれる。夜見た方が迫力ある気がする

 臨海副都心エリアに4月19日オープン予定のダイバーシティ東京 プラザは、ガンダムフロント東京のほかに、日本初上陸のホノルルコーヒーやOld Navyなど154店舗が出店する商業施設。内覧会が行われた4月17日にはすでに準備万端で来客を迎える用意ができていた。プラザ内には「ラウンドワン」や「Zepp DiverCity(TOKYO)」も。フードコート「東京グルメスタジアム」では約700席が用意され、洋食の「たいめいけん」やラーメン店「六厘舎」の新業態「久臨」など13店舗が集結し、レストランフロアの16店舗と合わせて来場者のお腹を満たす。

デニム 「スレンダー、お前はここに残れ」

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スレンダー 「はっ、曹長」

ジーン 「曹長、軍の施設は右上のブロックのようです。出勤時間のはずですが、車が1台行っただけです。人影はありません。いました、子供のようです」

 「機動戦士ガンダム」第1話の冒頭シーンである。アムロでもなくシャアでもない、物語はナレーターを除くと彼らジオン軍の兵士たちの会話から始まったのだ。オープン前の偵察業務というシチュエーションから、彼ら3人のシーンを思い出さずにはいられなかった。ただし、内覧会だけあって、人影だらけ記者だらけ……。多くの報道陣が大手を振って潜入していた。ぐぬぬ……。

「ガンダムフロント東京」入口
お姉さんたちに敬礼!

 「ガンダムフロント東京」はエントランスゲートが隣接するガンプラ1000体以上を展示した「ガンプラTOKYOトーキョー」などを含む無料ゾーンと、直径16メートルの特設巨大ドーム「DOME・G(ドーム・ジー)」を含む有料ゾーンに分かれている。

 「DOME・G」は、6台のプロジェクターと13台のスピーカーが設置されたドームで、高所クレーンからのガンダム立像実写映像や、天球全体に広がる過去のガンダムシリーズの名シーン、そしてディテールアップされたRX-93 νニューガンダムなど新作CGイメージが投影される。ウェイティングスペースでギレン様のありがたい注意事項(ノリはジオン軍へと演説そのもの)を聞いた後、ドームに入ると立ったまま約10分ほどの迫力ある宇宙世紀を振り返ることになる。

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この奥にドームへの入口が。正面の壁には「宇宙(そら)へ」のひと言
ドーム内部(内部は撮影禁止だったため、ガンダムフロント東京から写真を提供していただいた)
シャアのナレーションといい、基本宇宙世紀を中心にしている点といい、いいところをついている。入口入って奥が正面なので、できれば中央から入口側に陣取ることをオススメする

 有料ゾーンのエクスペリエンス・フィールドに入ると、「RG1/1 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム Ver.GFT」の胸像や「1/1コア・ファイターVer.GFT」、フィールド内壁面への映像投影のためのプロジェクタータワーの役目も果たす宇宙要塞「ア・バオア・クー」の1/3000スケールがすぐに目に入る。ドーム壁面に沿って各ガンダム作品の主要登場キャラクターと写真撮影ができるキャラクターフォトスポットは人気が出そうだ。

宇宙要塞「ア・バオア・クー」の向こうに見えるのが「DOME・G」(左)
「RG1/1 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム Ver.GFT」
「1/1コア・ファイターVer.GFT」
キャラクターフォトスポットで夢の共演
コックピットに乗った風で撮影できる
立ち入り禁止区域にはアカハナの旦那が通せんぼ

 エクスペリエンス・フィールドの奥には、過去の作品の画像やキーワードを検索できる「アーカイブカウンター」やアニメの設定資料やガンダム立像の詳細が分かる「ミュージアムスペース」が続いている。

 無料ゾーンにはガンプラが1000体以上展示されている「ガンプラTOKYOトーキョー」や、ガンダムの世界観をモチーフにしたメンズファッションブランドの旗艦店「STRICT-G」を併設している。

「ガンプラTOKYOトーキョー」は無料で楽しめる。オリジナルガンプラをいろんな角度から眺めてほしい
「STRICT-G」ではオリジナル商品のほか、有名ブランドとのコラボも

 ガンダムフロント東京の有料ゾーン入場料は、大人(一般・大学生・高校生)1000円、小人(中学生・小学生)800円、未就学児童は無料となっており、チケットは日時指定の予約制。

ちなみに男子トイレにもお遊びが。ブライトが「左舷砲撃手、弾幕薄いぞ! 何やってんの!」と叫び、コバヤシが「こういう時あわてた方が、負けなのよね…」とおののき、シャアが「そうそうあたるものではない」と開き直る。いや、当てにいかないと迷惑なので皆さんは狙いすましてください。振り返ると名言がずらり

 では、ちょっと外に出てみよう。前述したガンダム立像があるダイバーシティ東京の南側、フェスティバル広場には「GUNDAM Cafe ダイバーシティ東京 プラザ店」がオープンする。限定の「ガンプラ焼 シャアザク」(190円~)や「ガンダムカフェラテ(ガンダム、ザク、アッガイ)」(各380円)など約10種のテイクアウトフードと約15種のドリンクのほか、限定キーチェーンやマグカップ、「人形焼連邦バージョン」(6月発売予定)など、約35種のオリジナルグッズも販売される予定だ。営業時間は午前10時~午後9時。

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「ガンダムフロント東京」のオフィシャルグッズも。ガンダム立像のマグネットコーティングを再現した「HG 1/144 ガンダム Ver.GFT」や「メガサイズモデル 1/48 ガンダムVer.GFT」など、全5アイテムを発売。「ガンダムフロント東京公式パンフレット」(仮)の発売も決定した

「ダイバーシティ東京 プラザ」4月19日グランドオープン

154店舗の商業施設屋上には菜園を設置。世界初の太陽光発電によるデジタルサイネージや電気自動車用の充電器も設置した
日本初上陸のホノルルコーヒーや、ユニクロ、H&MやFOREVER21などの大型SPAブランドが一堂に会する
(C)創通・サンライズ

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