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ニコ動の次期バージョンは「最も勝負した作品」 音楽ダウンロード「NicoSound」も総称は「niconico」に(1/2 ページ)

ニコニコ動画の新バージョン「Zero」は、サービス開始から5年で「最も勝負した作品」。音楽ダウンロード「NicoSound」など新機能が続々登場する。その全ぼうをお届けしよう。

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 ドワンゴは、ニコニコ動画の新バージョン「Zero」を5月1日に公開する。音楽ダウンロード「NicoSound」など新機能が続々登場する。サービス開始から約5年半、11回目となる今回のリニューアルは「過去最大規模のバージョンアップ」であり「最も勝負した作品」と、同社の川上量生会長は語る。まずはプレミアム会員向けに提供し、旧バージョンかZeroかをユーザーが選択して利用できるようにする。

 サービスの総称とロゴも5月1日に変更する。これまではニコニコ生放送やニコニコ静画といったnicovideo.jpの各サービスをひっくるめて「ニコニコ動画」と呼んでいたが、今後はアルファベット表記の「niconico」になる。ニコニコ動画のグローバル化を意識した変更だ。


ニコニコではなくniconicoだ!

新視聴ページ「ZeroWatch」

 それでは早速Zeroの中身を見ていこう。ニコニコ動画で最も大きく変わるのは視聴ページ。サービス開始から5年間ほとんど変わっていなかったこの部分を一から作り直した。再生中の動画の下にほかの動画のサムネイルが並び、視聴ページをリロードしなくても動画を切り替えられる。ログインしてからの1回の平均滞在時間(現在は104分)をさらに伸ばし、ユーザーを「もっとニコ厨にしちゃおう」(同社の夏野剛取締役)という狙いだ。

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 視聴画面サイズは従来の640×368ピクセルから864×486ピクセルに拡大する。動画タグは編集するとリアルタイムに反映されるようになる。ニコニコ動画では「タグ戦争」と呼ばれる“編集合戦”が動画の楽しみ方の1つとして定着しているが、今後アクセスが多い動画ページではタグがどんどん書き換わっていく様子を見られるようになりそうだ。

 動画の感想を書き込める「動画レビュー」欄を視聴ページに新設する。感想はこれまで、動画に付けるコメントとは別に、Twitterなどほかの場で共有されており、「(機能への)ニーズが相当高そう」(夏野取締役)と判断した。ほかの場で共有されてそのまま埋もれていた感想が1カ所にまとまるのは便利だろうと、川上会長は意図を説明する。

 ニコニコ生放送は視聴画面が810×456ピクセルに拡大する。動画の下には関連番組を一覧表示し、ほかの番組に速やかに切り替えられる。「テレビ番組をザッピングする感覚で次へ次へと見ていける」(夏野取締役)

 ニコニコ生放送の各カテゴリーのトップページは、リアルタイム感を意識した「Recent」(リーセント)仕様に。リロードしなくても、新しく書き込まれたコメントがポップアップで表示されるほか、番組のコメント数・視聴者数がリアルタイムに更新される。川上会長いわく「生きたWebサービス」を目指した。

快感? いいね!ボタンみたいな「ニコる」ボタン

 お気に入りのコメントやタグへの評価をワンクリックで伝えられる新機能「ニコる」を公開する。カタカナの丸文字で「ニコ」と書かれたボタンをクリックすると、「ニコ」という文字が右へ半回転し、スマイルマークっぽく見える。ニコった、ニコられた履歴は専用ページで確認可能。Facebookのいいね!ボタンのような単純な機能だが、「ニコる」ボタンは「押す度に快感」で「かなり流行るんじゃないかと期待している」と川上会長は自信満々な様子だった。

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