一部で話題騒然！　作者・ねこポッポ画伯と語る「進撃の巨猫」の舞台裏

　ねとらぼ初の漫画連載企画「進撃の巨猫」、いかがだったでしょうか。今回は「進撃の巨猫」完結記念ということで、夏休みで実家に帰省中のねこポッポ画伯に、Facebookチャットで今のお気持ちをうかがってみました。

「ねとらぼ大丈夫か」との声も

編集部（以下、編）　「進撃の巨猫」、終わりましたねえ。

佐藤翔（以下、佐藤）　おつかれさまでした。

編　無事完結しましたが、今のお気持ちはどうですか？

佐藤　読んでくれてる人が優しくて安心しました。「絵下手すぎ！　○ね」って言われると思っていたので。

編　最初はどんな反応があるのか、僕もドキドキしてました。

佐藤　そうですね。受け入れてくれたねとらぼの寛容さにも驚きましたが、同時に「ねとらぼ大丈夫か」という疑いも若干ありました（笑）。

編　それは読者からも言われました。＞大丈夫か

佐藤　放送事故みたいな感じがありましたね。

編集　1日目～2日目あたりはまだ読者も困惑してたんですよね。「なにが始まったんだ」的な。でも「さすがねこです」のあたりから、作品についての声がだんだん増えてきて。

佐藤　それについては安心しました。良かった、ちゃんとマンガとして成立してるんだ、って。

最後はハッピーエンド？

編　最後のアレは、ええと、ハッピーエンドってことでいいんですか？

佐藤　難しいですよねー。

編　どっちですか！

佐藤　でもハッピーエンドのつもりで描いてますよ。猫がハッピーならもうそれでハッピーです。

編　人間たちは？

佐藤　人間たちがどうなったかは不明ですが、読んでるこっち側の人間がほっこりあったかい気持ちになっていれば人間も救われてるというかオッケー！　だと思います。

編　僕はみんな猫と一体になれてハッピー！　的な終わりだと思ってました。「塊魂」みたいな。

佐藤　ああなるほど、そういう解釈もできますね（笑）。

編　あれは巨猫はちゃんと空気補給できてるんですか？

佐藤　巨猫そのものが惑星化したという意見もあって。

編　巨猫そのものが惑星化！

佐藤　惑星化すれば空気はいらないというか、空気と融合したんですね。

編　やべー、そういうSFっぽい設定大好き！

佐藤　すべては毒まんじゅうのせいだと思います（笑）。

編　僕はてっきり、ドラえもんに出てくる「水中酸素アメ」みたいな状態かと。地球をコロコロなめてると酸素が出てきて呼吸もできるっていう。

佐藤　あぁなるほど、地球がアメ玉。

編　いや、でも巨猫惑星化ENDの方がいいな！

佐藤　あーゆう惑星があったらいいですよねー。

編　地面モフモフで。食べられた人たちもそのうち地表に出てきちゃったりして。

佐藤　そうなると中の人も無事そうですね（笑）。

編　よかった、ハッピーエンドでほっとしました。

佐藤　他の惑星も食べちゃったり。

編　はっ、なにげにアーカイブページのバナー画像とストーリーがつながっている！

佐藤　猛スピードで他の惑星に向かってる最中ですね。

編　適当に作ったのに（笑）。

佐藤　続編作れそうです（笑）。

「巨猫Tシャツ」、製作決定か!?

編　1日1コマって連載形式についてはどうでした？　こちらで強引に「こうしよう！」って決めちゃいましたけど。

佐藤　体力的にも精神的にも助かってます。

編　それならよかったです（笑）。僕も毎日反応を見るのが楽しかったです。まとめて掲載だとこういう楽しみ方はできないなーと。

佐藤　あと絵がしょぼいのに1日1コマだとなんかリッチな感じで、その対比も良かったかもと思います。

編　読んでくれた人も、よく最後までついてきてくれたなあ。

佐藤　みんないい人ですよねー。

編　ところで、ねこポッポで巨猫Tシャツ作るんですか？

佐藤　作りたいけど、けっこうお金かかるんですよ。ねとらぼがお金出してくれないかな－、って気になってます。

編　ファッ!?

佐藤　ねこポッポは貧しいです。

編　僕がねこポッポTシャツいっぱい買いますから……。

佐藤　いや、冗談ですよ！（笑）

編　でもこの間、ねこポッポTシャツ着て服買いに行ったら、店員さんに「そのTシャツかわいいですね」って言われましたよ（本当）。巨猫Tシャツも、作ってくれたら買います。

佐藤　わーい！　作ります作ります。

佐藤　あ、あと10分でお墓参りの時間です。

編　じゃあこのへんで締めましょう。新作も楽しみにしてます！

佐藤　了解です！　いま考えてるのは「○○キ」と、「○○、○○やめるってよ」なんですが、どうですか？

編　やばい、どっちも読みたい（笑）。そこはもう、画伯のセンスにお任せします。

佐藤　いろいろ考えておくのでまた相談させてください。

編　はい！　帰省中なのにありがとうございましたー。

佐藤　ではまた！