ニコ厨の一体感が北の大地を熱くする まんべくんも大活躍の「ニコニコ町会議」in長万部(1/4 ページ)
都内ではコミケが盛り上がっていたが、長万部も負けないくらい熱かった。
ニコニコ動画の移動式文化祭「ニコニコ町会議」が8月11日、北海道長万部町で開かれた。地元の夏祭り「飯生神社例大祭」と同時開催で、人口約6000人の田舎町に約2000人が来場。「札幌から普通電車で4時間かけて来た」という人もいた。ニコニコ生放送での視聴者は10万人の大台を突破。同じころ都内ではコミケが盛り上がっていたが、長万部も負けないくらい熱かった。
記者が長万部駅に着いたのは午前9時半ごろ。手動の改札を抜けると、こじんまりしたロータリーが広がっていた。そのまま長万部のメインストリートと思われる道を10分ほど歩いて、会場へ。お盆休みなのか、道の両脇の店の多くはシャッターが閉まっていて閑散とした雰囲気。ここへ人が集まるのだろうかと少し不安な気持ちになる。いや、でもまだイベント開始までは1時間半ほどあるし。
通りを進んでいくと、たこ焼きやかき氷の屋台が10件ほど並んでいるエリアが。2日前から長万部では「飯生神社例大祭」が開かれており、ニコニコ町会議の前夜には、屋台のそばで御輿行列が行われたそうだ。飯生神社例大祭は、長万部太鼓の力強い音が鳴り響く、エネルギッシュなお祭り。その最終日にニコニコ町会議がやってきた。屋台で働く中年女性が「今日は盛り上がるのかねーっ」と話しているのが聞こえてくる。町の人もまだ半信半疑のようだ。
会場は町役場の斜め向かいにある広場。ニコニコ動画のスタッフがせっせと設営作業を進めていた。皆、日焼けで真っ黒。それもそのはず、ニコニコ町会議は鳥取県八頭町、佐賀県呼子町に続き3回目で、毎回お天気に恵まれてきたという。長万部も朝は曇っていたが徐々に晴れてきて、広場に降り注ぐ日差しが強くなってきた。もっと涼しいかと思ってたぜ、北海道……!
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