続・「ドラゴンクエストX」に感じた「オフラインゲームっぽさ」考――「DQX」は「みんなで遊ぶスタンドアローンゲーム」だ!:日々是遊戯(1/3 ページ)
以前書いた「『ドラゴンクエストX』に感じた『オフラインゲームっぽさ』」という記事の続きです。あれからさらに80時間ほどプレイしてみて、あのとき感じた「オフラインゲームっぽさ」はどう変わった?
あれからかなり遊びました
どうも、レベル36になってマホトラを憶えました。プクリポの魔法使い、てっけんです。
「ドラゴンクエストX(以下、DQX)」、現在のプレイ時間は90時間とちょっと。前回、まだ発売されたばかりの段階で「『ドラゴンクエストX』に感じた『オフラインゲームっぽさ』」という記事を書きましたが、あれからさらに80時間近く遊んでみて、その後どう感じたかをあらためて書いておこうと思います。
MMORPGのクセに、誰かと遊ばなくていい
結論から言うと、最初に感じた「オフラインゲームっぽい」という直感はやっぱり間違ってなかった。僕は「DQX」を「みんなで遊ぶスタンドアローンゲーム」だと思ってます。
第1には、前回も書いた「主人公が勇者である」という点。厳密には勇者とはちょっと違いますが、少なくとも「どこにでもいる冒険者の1人」ではない「特別な誰か」として最初からはっきりと描かれています。だから何千人、何万人が遊ぶオンライン世界であっても、ストーリーは常に自分中心で進んでいく。
2つ目はもっと直接的な意味での「スタンドアローン」。そもそも本作、MMORPGのクセに、誰かと一緒に遊ぶ必要がまったくないんですよ!!
1人の時は大体、酒場で「サポート仲間」と呼ばれるAIキャラ(ログアウトしている他のプレイヤー)を雇ってパーティを組むわけですが、これがちょっとビックリするくらい使える。実際、サポート仲間さえいれば1人で遊ぶのにまったく不自由ないレベルで、中ボスクラスの相手でも、少しレベルを上げていけば全然なんとかなってしまう。
僕はオンラインゲームの人間関係ってけっこうニガテで、初期の「FF11」のような、パーティ必須のバランスだったらちょっとイヤだなあ――などと最初は思ってました。でも実際遊んでみると、生身の人間とパーティを組むのは、本当に親しい友達に誘われた時くらいで、それ以外はほとんどソロでOK。それでいて、町をウロウロしてると他の人の会話が耳に入ってきたり、モンスターと戦っていると誰かが「おうえん」してくれたりと、ちゃんと他のプレイヤーの存在は感じられる。このへんが「DQX」を「みんなで遊ぶスタンドアローンゲーム」だと感じた理由です。
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