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「ゲームを作るのに、ゲームなんかやらなくていい」――「もしドラ」作者、ゲーム業界にアドバイス (1/5 ページ)

「おれほどゲームをやったやつはいない」と豪語する岩崎夏海氏は、今のゲーム業界をどう見たか。

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 処女作である「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」がいきなり累計270万部を超えるベストセラーとなった、作家の岩崎夏海氏による講演「『もしドラ』×CEDEC ミリオンセラーを狙うための秘訣」が8月22日、「CEDEC 2012」の特別招待セッションとして行われた。

 失礼ながら当初、岩崎氏がCEDECで講演すると聞いてまったくピンと来なかったのだが、聞けば岩崎氏、実はかなりのゲーマーのようだ。大学時代にはディスクシステムの「マリオオープンゴルフ」を、全国ランキング33位に入賞するほどやり込み、また仕事がヒマだったころには「ファイナルファンタジーXI」で、リンクシェル(ギルド)のリーダーを務めるほどハマった。曰く「準廃人みたいなもの」で、累計プレイ時間は200日(=4800時間)、当時は「1日20時間くらいログインしてた」という。

「よく『ゲーム知らないくせに』とか、2ちゃんねるやTwitter、はてブなんかで叱咤激励いただくのですが、僕に言わせればそうじゃない。おれほどサルみたいにゲームやったやつはいない」(岩崎氏)

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 そんな岩崎氏は、今のゲーム業界をどう見るのか。どうすれば「もしドラ」のようなミリオンセラーを生むことができるのか。講演は、いかにして「もしドラ」のアイデアが生まれたか、というところからスタートした。

岩崎夏海氏。秋本康氏に師事し、放送作家として「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などに関わったほか、AKB48のプロデュースにも携わる。現在は独立し、処女作「もしドラ」は270万部を超える大ヒットとなった。
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