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Facebookの自慢話、どう対応する?

FacebookなどのSNSで、自慢ともとれる書き込みを目にすることがある。その場合、多くの人は「いいね」を押してあげるべきか、無視すべきか一瞬、悩んでしまうだろう。

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「他人の不幸は蜜の味」と言うが、他人の自慢話はどんな味だろうか。FacebookなどのSNSで、自慢ともとれる書き込みを目にすることがある。

その場合、多くの人は「いいね」を押してあげるべきか、無視すべきか一瞬、悩んでしまうだろう。「高級レストランでイケてる彼とデート」など自信たっぷりの書き込みに、イライラするのは僻み根性のあらわれではないか?と、軽く自己嫌悪することも……。独女たちに対処方法を聞いてみた。

「大手マスコミ勤務の同級生は、書いている内容の95%が仕事自慢ですね。『これだけ重大な案件を任されている』だとか、あえて夜中の1時におしゃれなお店にチェックインして、『仕事終わりに仲間と飲むワイン(銘柄も指定)は最高!』だとか……。その時間、私はまだ会社で仕事していたのでどっと疲れを感じました」とは、制作会社に勤務する和子さん(36歳)。彼女自身も、働きづめの毎日を送っているが、あえて仕事ぶりは書き込まないという。

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「黙って仕事しろよって思うので(笑)。仕事ができる人はSNSを営業ツールにはすることはあるけれど、自慢はしませんよね」

現在、和子さんは同級生の書き込みを「非表示」に設定しているそうだ。

ユリさん(25歳)が辟易するのは、「キメ顔の写真」。

「女性に多いけれど、写真うつりのいい自分の写真をやたらアップしている人がいます。私はおしゃれスポット、高級グルメネタを書くことを自慢だとは思わない。だけど、そこに本人のキメ顔が入るとモヤモヤしますね。あと現在だけではなく、過去にかわいく撮れた写真をアップしちゃうとか。『○○さんは今も昔もきれいですね』とコメントを残す優しい人もいるけれど、私は意地でも『いいね』を押しません(笑)」

そうした女性たちは、たいていプロフィール写真もキメ顔だそうだ。

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「いい年齢をしてモテ自慢」に困惑するのは玲子さん(36歳)。

「前に勤めていた会社の同期ですが、『レストランに入って“オススメは?”と聞いたら“僕”って言われた』とか、『またナンパされた。今年に入ってやたら多い』とか。20代ならともかく、36歳でモテ自慢は傍から見ていてもキツイですよ。ときどき、ファッションネタもあって『35過ぎて、このミニスカートはないかな?』とひざ上15cmのフレアスカート姿をアップすることも。『ないね』とは言えないけど『いいね』とも言えないので、書き込みは見なかったことにしています」

玲子さんは「男性よりも女性の方が、よく自慢をしているように感じる」と言う。

「女性は“幸せ”を相対的に感じている気がするんですよね。このグループのなかで一番幸せなのは私!というのを自分に言い聞かせている(または周囲に誇示している)のではないでしょうか」

ただし、玲子さんの話にあったような勘違い系の発言は除き、自慢のボーダーラインは曖昧だ。悦子さん(33歳)は、「自慢と感じられる書き込みはない」と答える。

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「Twitterですが、『仕事が大変で寝ていない』『何よりも睡眠がほしい』というつぶやきばかりをしている友人はいます。これも見方によっては、がんばり自慢になるかもしれないけれど、私はむしろ彼女の体調が心配」

同じことを書いても自慢と取られる場合もあるし、素直にうらやましがられる場合やねぎらいの言葉をかけてもらえる場合もある。友人の書き込みにイライラセンサーが反応した場合、発言そのものよりも発言者本人に苦手意識を感じている可能性は大きい。

「とくにFacebookは実名だから、ハレの話ばかり書き込むことが多くなります。キャリア層なら仕事の大変さ、豪華ランチや飲み会、専業主婦層だったらホームパティの様子や子どもネタなど。でも本人は自慢と思っていないのかも。キャリアvs専業主婦、ゴージャスOLvsナチュラルOLみたいに、相反する環境で相手の生活ぶりを見るから『何、これ?』と感じるのでは? 同じ生活ぶり同士の人で見ていたら、大半はあるあるネタになると思いますよ」

今回の調査では、自慢と思われる書き込みには「いいね」は押さないとの声が圧倒的だった。「好きの反対は無関心」と言われるが、まさしく。モヤモヤしながらも無視するのが大人のSNS流儀のようだ。(来布十和)

記事提供元:独女通信

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livedoor CC-BY-ND

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