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プラズマクラスター効果なし? シャープ「誤解を与える表現」と認めるも「性能には問題なし」

消費者庁の措置命令について、シャープが反論。

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 プラズマクラスター掃除機に表示性能なし――。11月28日、消費者に誤解を与える広告表示をしているとして、消費者庁はシャープに対し再発防止などを命じる措置命令を出した。これを受けてシャープは同日、公式サイトにて「お詫びとお知らせ」を発表。「消費者の皆様に誤解を与える表現になっていた」と謝罪しながらも、「プラズマクラスターの性能自体の問題ではありません」とコメントした。

措置命令についてシャープからの「お詫びとお知らせ

 シャープは掃除機について、カタログやホームページ上で「アレルギーの原因となる物質を分解、除去する」などと表示していたが、消費者庁が掃除機の調査を行ったところ、実際に室内で使用しても表示のような性能はなかったとのこと。このため消費者に誤解を与える表示であるとし、シャープに対し正しい表示の徹底と再発防止を命じた。

 「お詫びとお知らせ」の中で、シャープは消費者庁の指摘を事実であると認め、再発防止に努めることを示している。しかし同時に、指摘は “カタログ等での表示に関するもの”であり、プラズマクラスターの性能自体の問題でないことも強調。装置の効果・効能は、これまで国内外の22の第三者機関で実証されているとした。なお、指摘を受けた表示に関しては10月までに修正済みとのこと。

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