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ニホンウナギが絶滅危惧種に認定 環境省第4次レッドリスト

5年前の第3次より、絶滅危惧種は442種増加。

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 環境省は2月1日、レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)の汽水・淡水魚類を公表した。

 今回の発表でニホンウナギは、「絶滅危惧IB類」(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)に指定された。全国主要河川における天然ウナギの漁獲量データを基に、3世代にわたるウナギの成熟個体数が、少なくとも50%以上は減少していると推定できるのが指定の理由となる。

ニホンウナギ(Wikipediaより)

 昨年6月に水産庁は、ウナギの安定供給を目指す“ウナギ緊急対策”の実施を発表。その際に漁期でのシラスウナギの池入れは終了し、国内のウナギ養殖に必要なシラスウナギの量(20トン)の8割程度は確保されたと発表していたため、ウナギが食べられなくなることはないだろう。

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 また対策ではニホンウナギについても触れていた。ニホンウナギは中国、韓国、台湾などで盛んに養殖が行われており、安定供給体制を維持していくため、これら東アジアの関係国などと情報・意見交換を行い、資源管理の協力を進めるとしていた。

 レッドリストでは他にも、クニマスの「絶滅」から「野生絶滅」への指定替え、ドジョウの評価に対する「情報不足」が確認できる。

 今回の汽水・淡水魚類の公表と、昨年8月に公表済みの9分類群と併せ、第4次レッドリスト全10分類群の見直し作業が終了。絶滅危惧種は合計3597種となり、2006~2007年公表の第3次リストの3155種より、442種増えたことになる。

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