初音ミクを知っている人は95％!?　ボーカロイドに関する調査結果を公開：圧倒的ではないか

　初音ミクを知っている人は95％――東京工芸大学が実施した「ボーカロイドに関する調査」の結果がネット上で公開されている。対象は“音楽を聴くことが好き”な12歳から39歳まで1000人で、調査期間は2013年1月28日から30日までの3日間、方法は携帯電話によるインターネットリサーチ。

　質問「初音ミクを知っているか」で、「どのようなものか知っている」と答えた人は56.4％、「名前は知っている」は38.6％と、合計して全体の95.0％の人が初音ミクを知っているという結果に。知っている人に「初めて初音ミクを見知ったもの」は何か尋ねたところ、「動画共有サイト」が36.5％でもっとも多く、「TV」が34.2％と僅差で続いた。

　調査報告によると、2010年にヤマハが実施した街頭調査では、初音ミクを知っている人は6割半程度で、TVやラジオを見て知った人は1割もいなかった。「動画共有サイトで若年層を中心に盛り上がりを見せた後、UGC（自主制作コンテンツ）の成長事例としてTVなどのニュースで取り上げられたことで、より認知を広めていった様子がうかがえます」とのこと。

　調査報告では他にも「好きな音楽はボカロ曲」という10代女性が4割いたなど、ボーカロイド人気を示すさまざまな結果が見られた。