生まれる前の赤ちゃんの“先取り記念写真”を3次元ホログラムにプリント パイオニアのサービス
パイオニアが、小型フルカラーホログラムプリンタでお腹の中の赤ちゃんの表情を3次元ホログラムにプリントするサービスを発表
パイオニアは、昨年開発した小型フルカラーホログラムプリンタを用いて、お腹の中の赤ちゃんの表情を3次元ホログラムにプリントするサービスを発表しました。
妊婦さんが検診されると、3D/4Dエコーを撮影されるんですが、そこに3Dのデータがありますので、それをうまく加工して、これから生まれてくる赤ちゃんの先取り記念写真という形で提案しています。
この装置を使えば、ぼけの少ない美しいリップマンホログラムを誰でも簡単に作製できます。カードサイズの作製時間は、フルカラーの場合で120分、単色の場合で90分程です。
従来ですと、被写体のモデルを作りまして、モデルに対して2つの光を当てて、それを撮影して作るという方法で作っていました。しかもこれは暗室の中でそれなりのテクニックと装置が必要であるという非常に大掛かりのものだったんですが、今回我々が作りました装置ですと、物体の実体が無くても、CGのデザインがあれば、それを用いて簡単にホログラムが記録できます。
記録媒体には、バイエル マテリアルサイエンス社の「バイフォール HX」というホログラム用高機能性フィルムを用いています。視認できる角度は上下、左右方向ともに23度で、縦横それぞれ60視点の要素ホログラムが、縦に200個、横に300個(カードサイズ)、規則正しく並べられています。
記録材料の表から物体の情報を持った光と反対側からリファレンスとなる参照光を当てまして、2つの光の干渉状態を媒体に記録します。それをメディア上に規則正しく並べていくことによって、1枚のホログラムができあがるということになります。
リップマンホログラムは、白色の光を当てるとよく観察できます。今回は、白色LEDを付属したカードケースタイプやジュエリーボックスタイプなどが参考展示され、出産記念品として提案されています。
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