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安い鶏むね肉が大変身! 漬けて、ゆでて、切るだけの簡単「鳥はむ」がしっとり・激ウマだったねとめし

ネット上で「ウマい」と評判の「鳥はむ」。長年に渡って支持される秘密を探るべく、そんなにおいしいなら作らないと! ということで挑戦してみた。

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 しばしばネットで話題にのぼる「鳥はむ」。実は10年以上も前に、2ちゃんねるユーザーによって考案されたレシピなんですって。

 なぜ「鶏ハム」ではないのかという疑問も、その歴史を遡れば解決する。Wikipediaの「鳥はむ」ページによると、2001年に2ちゃんねるの料理板スレッド「鶏肉 むねVSもも」内で、鳥はむ考案者がレシピを書き込んだ。

「鳥はむ」で検索すると作ってみた写真が山のように

 当時は「鷄ハム」表記が多かったが、あまりの人気から同年5月に「鳥はむスレッド」が独立した形で作られる。それと同時に「鳥はむ」表記が初登場し、徐々に「鳥はむ」が主流となっていく。

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 これを契機に2ちゃんねる発レシピとしてネット上に広く波及し、2001年にはクックパッドで「(゜д゜)ウマー2ちゃんの鳥ハム」レシピが公開され、以降さまざまなユーザーが鳥はむ(鶏ハム)レシピを公開しはじめた。今回は上記レシピのほか、「しっとり鶏ハム」を参考に作ってみることにした。

完成した「鳥はむ」。これが家で作れるんです!

まずは下ごしらえ

 材料は鶏むね肉、塩、砂糖、黒コショウのみ。まず、鶏むね肉をぬめりがなくなるまで水洗いし、表面の皮や余分な脂肪を取り除いておく。キレイになった鶏むね肉は結構な分厚さで、重量感もある。これに包丁を入れて、薄く2枚に分ける。

材料は鶏むね肉、塩、砂糖、黒コショウのみとシンプル
洗ったあと、皮などを取り除く
薄く2枚にする

 スライスした肉の両面に、塩と砂糖をかけて、すり込んでいく。塩と砂糖の量はレシピによってさまざまだが、筆者は2つの鶏むね肉に対し、塩と砂糖をそれぞれ小さじ5杯ほど使った。あまり使いすぎても塩辛くなるので注意したい。

両面に塩と砂糖をまぶす
黒コショウも両面に
塩、砂糖、コショウをもみ込む

 塩と砂糖をていねいにすり込んだ後は、黒コショウを両面へかけて、同じようにすり込んでいく。塩、砂糖、黒コショウをまぶした肉はビニール袋に入れて密封し、冷蔵庫へ2日間入れておこう。初日の準備はこれでおしまい。

肉を密封して冷蔵庫へ

2日後、ハムっぽくなった!

 そして2日後。冷蔵庫から取り出した肉を、水に1時間ほどつけて塩抜きする。「(゜д゜)ウマー2ちゃんの鳥ハム」レシピのように、塩の量が少なめだと塩抜きの工程は不要のようだ。

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冷蔵庫から取り出して塩抜きをする

 塩抜き後、水洗いした肉の水気をキッチンペーパーで取り、ラップで海苔巻きのようにくるくると巻く。輪ゴムがなければ、両側を一つ結びにすればOKだ。

塩抜きして洗った肉の水気を切る
ラップでハムの形に包んで丸める

 それらを沸騰した湯の中へ入れ、再び沸騰してきたら火を止め、しばらくフタをして放置する。冷めた頃に湯からあげて、冷蔵庫で冷やそう。もう完成は間近!

沸騰した湯の中で煮立たせる
しばらく蓋をして放置
鍋からあげて冷蔵庫で冷やす

安価な鶏むね肉がごちそうに!

 いざ食べるタイミングで、冷蔵庫から取り出して、10ミリ幅程度に切っていこう。や、やわらかい! 本当にハムだ、いや普通のハム以上にやわらかいのではと思いながら、包丁を入れていく。

食べる前にラップから取り出す
10ミリ幅程度に切っていく

 食感はしっとり感がハンパなく、絶妙なやわらかさ、もっちり感もある。そして黒コショウがしっかり効いていて、香り高く上品な味を楽しめる。しっかり塩抜きしたので、塩辛さもない。

 ごはんをお代わりしたくなるくらい、美味しかった。箸が進んで仕方ない。もっとまんまるの美しい形に作れば、人に振る舞っても喜ばれるレベルだと思う。

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鶏むね肉2つ分でこんなにいっぱい!
しっとりやわらか鳥はむの完成

 安く手に入れた鶏むね肉が、びっくりするくらいごちそうメニューになることが分かった。日数や手間はかかるものの、決して難しくはないし、作る時間自体はそれほど長くはない。皆さんも鶏むね肉をおトクに手に入れて1度試してみてはいかが?

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