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アツアツごはんにトロトロの黄身 「醤油漬けの卵かけごはん」は本当に絶品だったねとめし

2chまとめを中心に「最強の食い物のひとつ」と話題となっていた「醤油漬けの卵かけごはん」。そんなにおいしいなら作るしか! ということで作ってみた。

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 Googleで「醤油漬けの卵かけごはん」検索してみてほしい。64万件ヒットするというスゴいことになっている。最近このメニューが、2chまとめなどを中心としたネット上で話題となり、「安いし簡単につくれてヤバすぎ」「鮭に匹敵する最強の食い物のひとつだからな」「味がなぜか醤油イクラに似てるんだわ」「味濃いからチミチミつまんで食えるから酒のつまみにもいける」と絶賛する声が目立つ。

 鮭レベル? イクラレベル? 一体どういうことだ? ホントなら食べないわけにはいかない。確かめてみるしかないと思い「白ごはん.com」のレシピを参考にして、実際に作ってみることにした。

画像 白ごはん.comの画像。この写真だけでもうよだれが……!

 用意するのは卵、濃口しょうゆ、みりん、以上。ほかのレシピには、卵とたまり醤油があればOKと書かれており、スーパーでたまり醤油を真剣に探したが、残念ながら売っていなかった。たまり醤油は小麦と大豆を主原料とした通常の醤油とは異なり、大豆100%で作られた醤油らしい。

 しかし、濃口しょうゆとみりんがあれば、たまり醤油の代わりになる。早速作ってみよう。まずボウルに卵を割り入れる。失敗してもイヤなので(しないか?)1人分とはいえ、卵を3つ使うことにした。次に卵の「黄身だけ」を手で丁寧に掬い取って、用意した小皿へ移す。白身は一切使わない。

画像 材料は卵、濃口醤油、みりんだけ!

画像 ボウルに卵を割り入れる

画像 手で黄身だけをすくおう

画像 小皿に黄身を1つずつ入れる

画像 黄身だけになった卵

 黄身だけを小皿に入れたあとは、小さじ2弱の濃口しょうゆを投入。黄身すべてを覆い隠すほどの量を入れる必要はない。黄身が風呂に浸かっているような感じでちょうどいい。次にみりんを小さじ1/2程度入れるのだが、このみりんがあることで、長時間しょうゆにつけても、辛過ぎないベストな味になる。両者を入れた後は小皿をやさしく軽く振り、液体同士を混ぜ合わせよう。でないと味が均等につかない。

画像 しょうゆを小さじ2弱入れる

画像 みりんを小さじ1/2入れる

画像 しょうゆとみりんを入れた状態。入れたら小皿を軽く振ってしょうゆとみりんを混ぜよう

画像 ラップをかけて冷蔵庫へ

画像 2日程度冷蔵庫で保存する

 ラップをかけて冷蔵庫で冷やすこと2日。ときどき心配になって、冷蔵庫内の小皿をやさしく振るなど、なんとなく気にかけていたら、いい感じにできている。愛情をかけた成果だ! 卵のとろ〜り感が、見ているだけで伝わってくる。コイツは確実にウマい。早く食べたい!

画像 2日おいた状態の黄身たち

画像 おお! しょうゆが染み込んでいる

 アツアツの白ごはんを用意して、その上に黄身をスプーンですくって、そっと丁寧に載せる。儚く脆いような存在に感じられたので、慎重に対応したいところだ。黄身がごはんの上にずしりと載った後は、うって変わってぐちゃぐちゃとかき混ぜる。そう、卵かけごはんを食べる感覚で。

画像 スプーンですくってごはんの上へ

画像 崩れていない黄身に力強さを感じる

画像 やや強い黄色とごはんの白色の対比がたまらん

画像 いただきます

 いくら味……わからんでもない! 衝撃が口の中を襲う。そもそもこれまで、「黄身オンリー」な卵かけごはんを食べたことがなかった。これほど濃厚なものなのか。これまでの卵かけごはんは、いかに白身の存在でそれ自身を薄めてしまっていたのだろうか……。残念でたまらないぞ。

 しょうゆが十分に染み込んだ黄身は、余計な水分もなく濃厚で、箸を進めているうちに、ウニではないかと錯覚するレベルになった。ちなみにみりんの味はない。みりんはあくまでも醤油の「サポート」役でしかない。それにしても、ウマい。3つ作っていたのだが、3つともすべて入れてしまった。

画像 黄身を混ぜてめちゃくちゃに破壊

画像 米粒との絡み合いにヨダレが……

画像 漬けていたしょうゆが余れば納豆などにも使える

画像 黄身を3つすべて入れた状態

 個人的には黄身だけだと水分もなく、すぐになくなってしまうので、1回で卵1個といわず3個くらい使うくらいでちょうどいいと思う。卵3つで贅沢な気分になれるのなら安いものだ。

 それにしても、これは「レシピ」と名乗ってはいけないくらい、シンプルなメニューだった。料理ができない人でも不器用な人でも、卵にやさしくできる人であれば、簡単に作れるのでオススメだ。さぁ、みなさんも夜食や朝ごはん用に作ってみてはいかがだろうか。

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