ニュース

必要とされてはいるけれど…… 「リサーチ男子」の切ない実態モテ機 Vol.59

「都合のいい女」という言葉があるが、実は「都合のいい男」もいる。その一種で、グルメやお出かけスポットの“リサーチ役”として頼られる「リサーチ男子」を取り上げたい。

advertisement

 昭和期の懐かしい「便利男子」といえば、「アッシー」や「メッシー」「ミツグ君」。今や絶滅危惧種となっているが、彼らが現代風によみがえって、続々と登場していることに、皆さんお気づきだろうか。何パターンか存在するが、今回は美味しいグルメや注目スポットに関して、女子から絶大な信頼を寄せられている(でも恋愛対象ではない)「リサーチ男子」の特徴について紹介したい。あなたもリサーチ男子になっていないだろうか。今すぐチェック!

 リサーチ男子は下記で紹介する、3種類の頼られ方をすることが多い。

おいしいお店を教えて!

 「あまり馴染みのない場所へ出かけたときに、『○駅近くでいいお店知らない?』と、グルメ情報にやたら詳しい男友達に、毎回超ざっくりなメールを投げます。すると、いつも3~4店リストアップして、店舗名とURL、彼のおすすめメニュー、一押しポイントをまとめて送ってくれるんです。イイ人すぎません?」と話すのは、メーカーに勤める27歳のA子。送られてきたメールの内容は、後でエリアごとにエクセルにまとめているらしい。A子もマメだが、この男子のマメさ・丁寧さたるや、目を見張るものがある。几帳面な性格もあるのだろう。周りにひとりはいてほしいタイプの、デキる男系リサーチ男子だ。

advertisement

 一方、ざっくりした聞き方ではなく、知りたいことを絞って聞くと話すのは、官公庁に勤める26歳のB子。「例えば『下北沢にあるカレー屋さんで一番辛い店どこ?』とか『中目黒で一番雰囲気がいい焼肉屋さんってどこ?』など、具体的なお店を聞くと教えてくれる男友達がいます。おしゃれな街のグルメ情報は、大抵押さえている人なので、基本的に何でも答えてくれますね」。

 一緒にデートするわけでもないのにネットを検索するリサーチ男子の後ろ姿が目に浮かぶ。なんだか切ない。そのほかにも、「男友達がおいしそうな写真をFacebookにアップしたときだけ、『この店どこなの? 気になる!』とコメントします。ほかの投稿はあまり見てないけど(笑)」と話す人も。グルメリサーチ男子の、なかなか悲しい生態が明らかになった。

観光・デートスポットを教えて!

 観光やデート向けの最新スポット・注目スポットの紹介を頼まれる「スポットリサーチ男子」も少なくない。「地方に住んでいる親が2~3年に1回、東京観光に来るのですが、どこへ連れて行くと面白いのか、あまり分からないんです。私が23区内に住んでいないせいか、都心の最新スポットに疎くて……」と話すのは、劇場に勤める25歳のC子。都内に住むミーハー系男子に、今どんなスポットが流行っているのか、教えてもらうのだそう。「彼はIT企業に勤めていて引き出しが多い人。休日はひとりで色んなところへ出かけているみたいなので、スポットに詳しいことは確かです。いつも私が知らない情報をくれるので、勉強になります」と、彼のリサーチ力に感謝していた。

 スポットのほか、交通情報まで教えてもらうと話すツワモノもいる。「『○○温泉に行きたいんだけど、特急を使うのがいいのか、新幹線+電車がいいのか、どっちがおトク? どっちが早く着く?』みたいな交通情報は必ず、旅行好きな男友達に聞いています。彼、電車にも詳しいんですよね」とは、出版社に勤める30歳のD子。一緒に出かけたり、旅行に行ったりするわけでもないのに、いい人すぎるよ、このリサーチ男子たちは! 彼らのやさしさ、ちょっと泣けるわ……。

使える家電/ガジェットを教えて!

 最後に紹介するのは「家電/ガジェットリサーチ男子」だ。「家電好き」「ガジェット好き」を公言していると、この手の便利男子として使われやすい。「最新のものを常にチェックしている、家電好き男子がいるのですが、大きな買い物をするときには、いつも彼に『どのメーカーのがおすすめ?』と聞きます。毎回大満足な買い物ができます」と話すのは、編集プロダクションに勤める27歳のE子。価格比較サイトを見るのもいいけれど、身近に詳しく話を聞ける男子がいれば、頼りたくなるのも分かる。

advertisement

 彼とは知り合って2年くらいということだが、これまで何度も相談しているという。恋心があると誤解されない? 「それは全くないです。彼も私以外に複数の女子から、家電について“問い合わせ”があるらしくて。彼にとって、頼られることが、むしろ快感のようですね」。得意分野で頼られることに多大なる満足感をおぼえているというのは、恋愛対象と見られていなくても、とても幸せなことなのかもしれない。

 話題のグルメ・注目スポット・家電/ガジェット情報を知りたい女子からは、常に頼られまくりなリサーチ男子だけれど、決して「モテている」「恋愛対象として見られている」というわけではないようだ。一度リサーチ男子の扱いを受けてしまうと、恋人候補に昇格するのは結構難しい。というわけで、上記をチェックして、都合のいい男で終わらないようにしていただきたい。

※編集部注:
筆者の経験と周辺取材を基にしているため、ここで挙げた点に注意したからといって、すべての男子がモテるとは言い切れません。
もちろん、ただ親切なだけの男性もいると思いますよ。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  3. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく