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Winny開発者・金子勇さんの訃報に惜しむ声あふれる

「Winny」の開発で知られる金子勇さんが亡くなったことを受けて、ネットには追悼のコメントが多数投稿されています。

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 ファイル共有ソフト「Winny」の開発で知られる技術者の金子勇さんが7月6日、急性心筋梗塞で亡くなりました。享年42歳でした。突然の訃報を受けて、ネットには関係者やファンによる追悼コメントが多数寄せられています。

 金子さんは東京大学大学院の助手を務めていた2004年、京都府警に著作権法違反ほう助容疑で逮捕され、一審・京都地裁では有罪判決を受けました。しかし、二審・大阪高裁で逆転無罪となり、2011年の最高裁で無罪が確定していました。裁判の弁護人を務めた壇俊光弁護士は、ブログで「将星隕つ」と、金子さんの逝去を伝えています。


壇俊光弁護士のブログ

 ブロガーの小飼弾さんは、ブログに追悼文「金子勇さんのこと」を掲載。「彼自身が、刃だった。それも国宝級の業物。あの頃に社会の風雨から彼を護る鞘がなかったのが悔やまれる」と、Winny裁判に言及しながら、非凡な才能の死を惜しんでいます。

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 ユビキタスエンターテインメント社長の清水亮さんも、「天才、金子勇」というエントリーで、故人を「最も尊敬するプログラマーであり、掛け値無しの天才だった」としのびます。学生時代に出会ってから、多大な影響を受けたといい、「これほど残念に思ったことは初めてだ」「まだ気持ちを整理できない自分が居る」と、今の率直な思いを綴っていました。

 Twitterは、7日未明に訃報を伝えるツイートが現れると、情報が不明確だったことから一時騒然となり、壇弁護士のブログなどで事実が確認されると、追悼するコメントであふれていました。一部のツイートはTogetterにまとめられています。今回の訃報を受けて、インターネットユーザー協会(MIAU)は、金子さんが出演した番組をニコニコ動画に公開しています。


関係者の追悼ツイートをまとめたTogetter

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