キンキンに冷えてやがるっ……！　自宅で作れる、シャリッシャリの「フローズンビール」で真夏日を乗り切ろう： ねとめし

　暑い。暑すぎるんですけど……。こんなときに欲しくなるのは、やっぱりシャリシャリ系のドリンク。でも、わざわざお店に行くのも面倒くさい。外に出るのが暑いのだ。というわけで、自前でフローズンドリンクを作れないか探していたところ、ネット上で「フローズンビール」のレシピを発見した。冷凍庫で凍らせるだけでフローズン状になるらしい。どういうこと？　これは試してみるしかないと思い、挑戦してみた。

フローズンビール編

　用意するものは、ビール1缶とフタができるアルミ缶。筆者はコーヒーの缶を使用する。nanapi掲載のレシピが簡単で参考になると思う。

　まずビールを2つに分ける。1つはアルミ缶の4分の1程度の高さまでビールを注いで、冷凍庫へ入れておく。缶に残ったビールはそのまま冷蔵庫へ戻しておく。簡単だが意外と時間がかかるので、余裕をもって冷やしておくことをおすすめしたい。

　待つこと約3時間。冷凍庫から取り出した後は、10回ほど缶を思いきり振ろう。中で半分凍ったようなビールが、元気に動くのを感じられるはずだ。この作業を忘れてしまうと、まったくフローズンっぽくない仕上がりになるので、注意したいところ（筆者は1度この作業を忘れたため、やり直した）。

　このあたりで冷蔵庫に入れておいた、残りのビールの出番となる。ビールをグラスに半分ほど注ぎ、その上へアルミ缶内で凍ったビールを注ぐ。するとふわふわ、シャリシャリのフローズンビールが見事に完成した！　わざわざお店に行かなくても、家で簡単にできるのがうれしい。普通に冷やして飲むより100倍おいしいかも。少しの手間で幸せ気分になれました。

フローズン日本酒編

　お次は日本酒天国.com掲載のレシピを参考に、フローズン日本酒を作ってみる。

　あまり聞かないタイプのフローズンドリンクなので、ちょっとドキドキ。冷凍時間3時間のビールとは違って、こちらは冷凍に約24時間ほどかかるのが特徴だ。しかもちょっと面倒くさい。含まれる成分の凍結温度が異なるため、1度冷凍庫に入れた後、半日ほど経ったら1度、瓶を振ってかき混ぜる工程も発生する。その後は再び冷凍庫に戻し、凍らせたまま待つ。

　約1日後、冷凍庫から取り出すと、まったく凍っているような印象はない。本当に大丈夫か？　失敗するのはもうイヤよ……と思いながら、グラスへ注ぐとあら不思議！　あっという間に凍っていく。「白凰」公式ページに書かれた原理が参考になる。日本酒はゆっくり冷やすとマイナス12～15℃くらいまで液体状態を保つ。ここに「グラスに注ぐ」という衝撃が加わることで、お酒の分子が結びついて結晶化する。つまりグラスに注ぐうちに、一瞬のうちに凍りはじめ、フローズン状態へと変わるというのだ。なるほど、という感じ。口溶けやわらかで、ふんわりしていておいしい。日本酒好きな女子は多いから、これを家で振る舞うと評価が上がるのではないかと思う。

フローズンコーラ編

　最後にNAVERまとめ掲載の動画レシピを参考に、フローズンコーラに挑戦する。

　用意するものはコーラのみ。まず激しくペットボトルを縦振りし、大量に泡が発生した状態を作り、冷凍庫へ入れて「3時間15分」冷やす。3時間15分経ったところで、冷凍庫から取り出そう。半分くらい固まった状態になっているのが分かる。ここでボトルのキャップを少しずつゆるめていき、中のガスをゆっくりと抜いていく。慎重に慎重に行おう。それからボトルを一度逆さにして、用意していたグラスに注ぐと、動画のようにフローズンな状態に……ならなかった。え、なんで？　「3時間15分」をオーバーして、3時間25分くらい冷やしていたから？

　品質に変化が生じてしまったのか、1本目ではボトルのキャップを少しゆるめて、ガスをゆっくり抜く手順のときに、コーラがぷしゅーっと勢い良く飛び出して、キッチン台がコーラまみれになった。コーラくさいよ！　とほほ……時間を厳守すればよかった。ということで、2本目に挑戦し、3時間15分で時間を厳守したものの、今度は泡がたくさん出てきて、思ったような形にならなかった。悔しすぎる……。何が原因なのでしょう。筆者の失敗原因が分かった方、うまくできた方は、筆者Twitter（@sonoko0511）まで教えてください。（※編集部注：普通のコカコーラではなくコカコーラ ゼロを使ったのがいけなかったのでは……？）

　フローズンコーラはなぜかうまくいかなかったが、その他2種類のフローズンドリンクは、レシピに忠実に進めていくとおいしく仕上がった。この夏、ぜひ一度試してみてはいかが？