ニュース

艦これ新機体“戦歴的”プロフィール「二式艦偵」編実質的に唯一の艦上偵察機なのです

艦これ「9・11」改装で、先行実装の「二式艦偵」は、知名度は「彩雲」にかなわないけれど、空母で活躍したのはこっちなんだからねー。

advertisement

なんたって、ミッドウェーで活躍したもんね

 艦隊これくしょん「9・11」改装で、「試製晴嵐」とともに先行実装した新機体が「二式艦上偵察機」(略称は二式艦偵)だ。その始まりは、(すでに艦これに登場している)艦上爆撃機「彗星」の試作機を偵察機として航空母艦に配属したものだ。爆撃機として開発した機体の爆弾倉に燃料増漕と偵察用大型カメラを搭載する改造を施している。このため、爆撃機として運用することはできなかった。


こちらがゲーム中の「二式艦上偵察機」

 この実績が良好だったため、艦上爆撃機として完成する前の1942年7月に「二式艦上偵察機」(D4Y1-C)として制式採用となった(ちなみに彗星の制式採用は1943年12月までかかっている)。

 ただし、二式艦偵の部隊配属を始めた1942年末は、すでに主だった空母戦が終わってしまい、艦上偵察機としての戦歴は空母「蒼龍」配属の試作2号機3号機と空母「翔鶴」配属の試作4号機に限られる。(10月11日追記)なお、マリアナ沖海戦でも、空母「大鳳」が二式艦偵を搭載して参戦している。

advertisement
ボードウォーゲーム「FLAT TOP」に登場するJudyは「彗星」の米軍コードネームだが、ゲームが扱う時期は二式艦偵しか存在しなかった。ゲームでも零戦に匹敵する速度(MF)を有する

 「蒼龍」配属の二式艦偵は、ミッドウェー海戦において重巡「利根」搭載の零式水上偵察機4号機が「空母ラシキモノ1隻ミユ」と打電してきた敵艦隊を追尾するために発艦し、「飛龍」帰艦後に詳細な敵情を報告している(とはいえ「敵空母3隻健在」という報告に司令部は薄暮攻撃を決断し、その待機時間に敵襲を受けて飛龍は沈没した)。「翔鶴」に配属した試作4号機は、1942年10月の南太平洋海戦に参加した記録があるが、その詳細はよく分からない。(10月11日追記)マリアナ沖海戦では、、6月18日午前11時に空母「大鳳」搭載の二式艦偵が第2段索敵機として発艦し、米軍の索敵に先んじて15時10分に敵機動部隊を発見している。

 艦上偵察機としては、すでに艦これで登場している「彩雲」が有名だが、意外にもこちらは空母戦でまったく活躍していない。知名度は低いものの、実戦で空母から飛び立った唯一の偵察専用機という実績を残している二式艦偵だけに、「蒼龍」または「翔鶴」と組んで使うと、なにかいいことがあるかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  3. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく