複雑怪奇? 死ぬまで役職が確定しない「量子人狼」
プレイヤーが死亡するまで自分が村人なのか人狼なのか分からない――「人狼」をアレンジした「量子人狼」が難解です。
推理コミュニケーションゲーム「人狼」をアレンジした「量子人狼」が面白いらしいです。実際に体験したプレイヤーの声が、Togetterにまとめられて話題になっています。
量子人狼は、2008年のパズルコンペティションで提唱されたのが始まりだそうです。現在は、そのアイデアを元にネット上で遊べるようにした日本語サイトが設けられ、コアなプレイヤーで賑わっているのだとか。
ゲームの特徴は、全プレイヤーの役職が未確定な状態でスタートし、プレイ中の立ち回りによって確率的に役職が決定することです。何を言ってるのか分からない人のために、サイトに掲載されているルール冒頭を引用します。
量子人狼は、村人・人狼・占い師のみが登場します。量子人狼では各参加者の役職は重ねあわせで表現されています。死亡した場合、波動関数が収束して役職が確定します。
毎日確率表が公開されます。これは、各プレイヤーが人間である確率・人狼である確率・すでに死亡している確率の一覧です。
昼の投票で処刑された参加者は確実に死亡します(死亡確率が100%になります)。
……通常の人狼経験者には何となく理解できたかもしれません。各プレイヤーは確率的に村人・人狼・占い師のいずれもであり、毎回公開される確率表を参考に駆け引きをするのです。ゲーム進行の情報処理は複雑になることから、おそらくオンライン上でしか遊べないでしょう。
実際に遊んだプレイヤーからは「確率がしきい値を越えて、その正体が、人狼なり占い師に収束する瞬間が面白い」「全員の行動により『実は自分は狼だった』『実は占い師だった』『実は3日前に死んでいた』なんてことが起こる不思議すぎる人狼」「唯一の残念ポイントはサーバの弱さ。一定の確率で、突然死が出てしまうので、死者続出によるゲームの加速で、プレイヤーが関与できないところで、どんどん可能性が削減されてしまい、運ゲーになってしまう」などと、カオスなコメントが寄せられていました。
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