ニュース
飯テロ写真は見過ぎると逆の効果? 食べてもないのに食べ飽きる現象
ダイエットに利用できるかも?
advertisement
ソーシャルメディアに投下されるおいしそうなご飯の写真――「飯テロ」とも言われ、空腹感を刺激する悪質な行為とされますが、飯テロ写真を見過ぎると逆の効果が起きるようです。
米ブリガムヤング大学の研究によると、食べ物の写真をあまりにたくさん見ると、その食べ物を食べていなくても食べ飽きてしまうそう。同校で約230人を対象に実験を行い、参加者の半分にはケーキやチョコなど甘い食べ物の写真、もう半分にはポテトチップスやフライドポテトなど塩気のある食べ物の写真60枚を見せ、どのくらい食欲をそそるかを評価してもらいました。
その後で参加者にピーナツを食べてもらい、おいしく食べられたか評価してもらったところ、塩気のある食べ物の写真を見た参加者のほうが評価が低いという結果に。実験ではピーナツの写真は見ていないのにもかかわらずです。塩気のある食べ物に対する感覚が満たされ、食べてもないのに食べ飽きてしまったと研究者は考えています。
advertisement
「食事を楽しみたいなら、食べ物の写真をたくさん見過ぎないようにすることだ」と研究に携わったJeff Larson教授。彼自身、実験でスイーツの写真をたくさん見て、少し胸がムカムカしたそうです。逆にこれをダイエットに活用できそうですが、この現象は写真をたくさん見たときに起きるもので、2~3枚くらいでは効果はないそうです。
関連記事
深夜にメッセージ「お疲れさまです」→タップすると「うわあああああああ!」 凶悪なアプリ「飯テロ」登場
\デデーン♪/インタラクション2012:夢の「無意識ダイエット」実現へ!? 拡張現実で「拡張満腹感」は得られるか
拡張現実を使って食品を大きく見せると、人間はそれだけで「満腹になった」と錯覚してしまうらしい。は、はやく実用化してください!おいしい料理を台無しにする「メシマズ写真」が話題に チーズバーガーがガラクタ置き場のようだ……
ここまでおいしくなさそうにするのは逆にすごい。モテ機 Vol.62:「メシマズ写真」だとモテないよ! 料理撮影時のNG行為6選
同じ被写体を撮っているはずなのに、差がつきやすいのがごはんの写真。「おいしそう!」と言ってもらえる撮影術を身につけよう。サンドイッチの盗難防止はコレで決まり ランチバッグに描かれた模様が秀逸
アイデアの勝利!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.