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KADOKAWAの公式サイトが改ざん 閲覧者がトロイの木馬に感染のおそれ
KADOKAWA公式サイトのトップページが約36時間にわたって不正アクセスで改ざんされていた。
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KADOKAWAは1月16日、同社公式サイトのトップページが、第三者からの不正アクセスにより改ざんされていたと発表した。閲覧者はトロイの木馬「Infostealer.Torpplar」に感染したおそれがある。現在は対策を実施済みで、「ユーザーの個人情報流出等は確認していない」としている。
同社によると、サイトが改ざんされていた可能性があるのは、 1月7日午前0時49分~8日午後1時7分の約36時間。何者かが同社サーバーのシステムに不正アクセスし、特定のファイルを改ざんしたことを確認したという。改ざん検知直後にファイルの削除・修正を行い、セキュリティ対策を実施。期間中に同サイトを閲覧したユーザーに対して、ウイルスチェックを行うよう呼びかけている。
トロイの木馬「Infostealer.Torpplar」は、日本のユーザーから情報を盗み出すために作られたマルウェアで、ネットバンキングサイトやクレジットカード情報などを標的にしている。
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今回の件では、セキュリティソフトメーカーのシマンテックが1月15日に、「日本の大手出版社のサイトが悪用ツールキットに利用される」と指摘していた。
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