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サル界に衝撃? 「バナナは健康に悪いのであげません」とイギリスの動物園が宣言

人間向けに品種改良されたバナナはサルには甘すぎるとのこと。

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 サルの好物というイメージが強いバナナですが、英国デヴォン州のペイントン動物園が1月14日、サルにバナナを与えない方針を発表しました。人間向けに品種改良されたフルーツはサルにとっては糖分が多すぎて健康に悪いらしく、その筆頭にあるのがバナナなのだそうです。

ペイントン動物園公式サイトの発表

 動物の栄養学の専門家Amy Plowman博士によると、品種改良されたフルーツは野生のものに比べて、糖分が多く、たんぱく質と食物繊維が少ないとのこと。これを動物にあげるのはチョコやケーキをあげるのに等しいとしています。

 バナナも野生のものと比較すると非常にカロリーが高く、歯に悪い糖分を多く含み、糖尿病などの病気をもたらす可能性があります。また猿の胃は繊維豊富なエサを食べるのに適しているため、野生でないバナナは胃腸に問題を起こすおそれも。

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 代わりにエサとして適しているのは野菜。特に緑の葉の野菜は、たんぱく質・食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富でいいそうです。ペイントン動物園ではフルーツを使わないことで、動物たちの健康改善と習慣の変化が見られたとしています。霊長類は毛皮の状態がよくなり、マーモセットのような集団行動する小型サルは糖分が減ったことで攻撃性が弱まり、群れがより安定するようになったといいます。

 サルとバナナの組み合わせは定番だっただけに驚きの事実です。ペイントン動物園の取り組みが世界の動物園のサルにどう影響を与えるか気になるところです。

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