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「電車でパズドラする若者に『週刊誌』を突き付けてみたい」――週刊文春デジタル、ニコニコで配信開始

日本最古(!?)の炎上メディアがついにネットにやってくる!

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 ドワンゴおよびニワンゴと文藝春秋は4月2日、ニコニコチャンネルで「週刊文春デジタル」の配信を開始すると発表した。無料で閲覧できる「スクープ速報」のほか、月額864円(税込)でグラビアや連載を除く全ての特集記事をブロマガで読むことができる。


文藝春秋 常務取締役 西川清史氏(左)、ドワンゴ 代表取締役会長 川上量生氏(右)

月額864円で全ての特集記事が読める「週刊文春デジタル」。参考までに、紙の「週刊文春」は特集以外のコンテンツも全て読めて400円(税込)

 昔は電車に乗ると車両に1~2人は週刊誌を読んでいる人がいたが、今や多くの若者たちはパズドラ(パズル&ドラゴンズ)などのスマートフォンゲームに夢中になっている、と文藝春秋の常務取締役 西川清史氏は昔を振り返る。「そういう若い世代の人たちの目の前に、『週刊誌』というものを突き付けてみたい」(西川氏)。


文藝春秋 常務取締役 西川清史氏

 週刊文春の発行部数は、現在70万部。その読者のほとんどが、40代前後だという。一方、niconicoの会員は20~30代の若者層が中心。紙の雑誌が伸び悩む中、新たな層へ向けてサービスをスタートさせる。「今まで週刊誌を手に取ったことがない人に週刊誌をプッシュ配信したとき、週刊誌がどのように見られるのか楽しみです。まずは、1万人の会員登録を目指したい」(西川氏)。

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ドワンゴ 代表取締役会長 川上量生氏

 週刊文春デジタルは、毎週木曜日、朝5時に配信。PC、スマートフォンでも閲覧可能だ。掲載は最新の5冊だが、EPUB形式でダウンロードできるため掲載終了後も読むことができる。今後は、動画や生放送も組み合わせたコンテンツ配信も行う予定だという。

 ドワンゴの代表取締役会長 川上量生氏は、今回の取り組みの背景を次のように語る。「確かに若い世代は週刊誌は読まない。しかし、ネットで炎上をしている内容を見ると週刊誌で書かれている内容に近いものだったりする。そういう意味で、ネットと親和性があるのではないか」(川上氏)。


文藝春秋のモットーは「向かうところ、敵ばかり」「親しき仲にも、スキャンダル」。西川氏に「週刊誌に書かれないようにお願いします!」と言われ、大爆笑する川上氏

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