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結局、飯野賢治は何を遺(のこ)したのか? 「飯野賢治とWarp展」5月17日まで開催中

飯田和敏氏による「ゲーム菩薩」パフォーマンスも。

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飯野氏愛用のスーツを着たマネキンがお出迎え

 フロムイエロートゥオレンジ主催による、「飯野賢治とWarp展 - ONE.D.K~飯野賢治とWarp作品をプレイする14日間。~」が、4月28日から渋谷「+SANOW LABs.(サノウラボプラス)」で開催中です。期間は5月17日まで(日曜・祝日除く)で、入場は無料。

 2013年に急逝したゲームクリエイター・飯野賢治氏の作品やコレクションを一堂に集めた展示会。「Dの食卓」や「きみとぼくと立体。」といった飯野氏のゲームが実機で遊べるほか、飯野氏が読んでいた本、貴重な開発資料や愛用の楽器なども展示されており、さまざまな角度から飯野氏の足跡をたどることができます。

ゲームはすべて実機でプレイ可能。3DOとか久しぶりに見た!
飯野氏の本棚(の一部)を展示。宇宙や物理学についての本が目立つ
「エネミー・ゼロ」の開発資料。一瞬しか姿が見えないクリーチャーにもちゃんと設定が(当たり前か)
「リアルサウンド」キャストのサインが入ったギター。右のカバンは飯野氏がよく持ち歩いていたものだそう
宣伝用に制作された「飯野人形」。右は未発表作品「Mの魔」の企画書。Warp社内では「D3」とも呼ばれていたとか
壁一面に飾られた飯野氏の写真
飯野氏のスーツ。手には「KAKEXUN」のクラウドファンディング成就を祈願する絵馬が

 また会場には現在、飯野氏の最後の企画を引き継ぎ、ゲーム「KAKEXUN」のチーフディレクターを努めている飯田和敏氏の姿も。

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「KAKEXUN」チーフディレクターの飯田和敏氏。会期中は、飯野氏のゲームをひたすら遊び、その様子をネット中継する「ゲーム菩薩」となる

 飯田氏は今回、同時イベントとして「ゲーム菩薩、Warpゲームの彼岸へ」と題したアートパフォーマンスを実施。即身仏にでもなるのかと思って聞いてみたら、「ここで飯野さんのゲームをやるんです、ずっと」とのことでした。もちろんただゲームを遊ぶのではなく、その様子を頭にかぶったカメラ(菩薩アイ)で常時Ustream配信する予定。会場へ行けない人は、飯田氏のプレイを通じて飯野賢治ワールドに触れてみるのもいいかもしれません。ただしイベント会場がお休みの日曜・祝日は「ゲーム菩薩」もお休みとのこと。

飯野氏とは親友だったという飯田氏。飯野氏の「Dの食卓」、飯田氏の「アクアノートの休日」はどちらも1995年発売で、ゲームがドット絵から3Dに進化していく中で「ゲーム」そのものの定義・領域を大きく広げるのに貢献した

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