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鹿児島で人気の新しい「しろくま」が本当に白熊らしくて食べるのもったいない

鹿児島発祥の氷菓「しろくま」に、より白熊らしいものが登場。確かめに鹿児島のカフェ「SANDECO COFFEE」へ行ってきた。

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 鹿児島に新しく登場した「しろくま」が、ちゃんと動物の白熊らしくて人気を博しているという。しかもお味の方も従来に比べて“大人味”と、なかなか気取ったしろくまのようだ。

 しろくまといえば、練乳シロップをかけたかき氷に、みかんやパイナップルなどカットフルーツをトッピングした鹿児島発祥の氷菓。言われてみると名前のわりにさほど白熊に似ていない。フルーツの豪勢さとおいしさに気を取られてあまり気にしていなかった。

一般的な「しろくま」といえばこういうの(天文館「むじゃき」のサンプル)。相変わらず豪華ですなー

 話題のしろくまはホントにちゃんと白熊なのか、鹿児島市内のカフェ「SANDECO COFFEE/数学カフェ/数学塾」へ行って、くだんの「SANDECO COFFEE的 白熊」を注文してみた。運ばれてきたのは、白いかき氷に、パイナップルの耳、ブルーベリー&ビリベリーの目鼻、ジェラートのお口をつけた、白熊の顔のようなしろくま。

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白熊だー

 かわいい。かき氷のふわふわ感に白熊の毛並みが表れていてかわいい。赤いベリーの小粒でつぶらなお目目が素朴でかわいい。半球体のミルクジェラートが、くまキャラ特有の弾力のある口周りをかもし出していてかわいい。スプーンで崩すのもったいないよー。

くまーん
耳はパイナップル、目鼻はブルーベリーとビルベリー、口周りはトレラッテという生クリーム・練乳・牛乳を混ぜあわせたミルクジェラート

 シロップは、伝統的スタイルな練乳ベースの「王道」と、カルダモンをはじめとするスパイスが入った「大人」の2種類から選べる。「大人」シロップにしたので、目の前のしろくまにはスパイスの茶色い粒が全体的にうっすらと浮かんでいた。白熊が桜島の火山灰をかぶっているみたいだ。

大人味にはスパイスがかかっている。白熊め、火山灰に降られたな
いなくなったフルーツは中に隠れています

 口に入れると、練乳の甘さにピリッとした辛さが効いて新鮮なおいしさが。白熊のビジュアルを優先したせいでフルーツが少なくなったかと思いきや、中からみかんや黄桃がホクホク出てきた。ちゃんとしろくまならではの甘酸っぱさも堪能。

 食べ進めるうちに氷が減ったり溶けたりして、しろくまの顔がだらしなくなってきた。目と目が離れ、耳が垂れと、へにょへにょ脱力していく様ににやけてしまう。添えてあるコーヒーをかけるとカフェオレ風味に。茶色になって売りであるはずの白熊キャラが崩壊するのもゆるい。見た目と味の変化のおかげで飽きずに食べ終えた。

へにょへにょ
コーヒーをかけたら茶熊になったよ

 「今までの『しろくま』は見た目が白熊っぽくないので、白熊の顔のを作ったらおもしろいと思って開発しました」と店長の上野晋太郎さん。2013年3月にお店を開いて8月から「SANDECO COFFEE的 白熊」を提供したところ、ニュースサイト「鹿児島経済新聞」の紹介をきっかけに地元の人々から人気を集めた。従来のしろくまは量が多くて食べきれない人が多く、値段も600~700円と高め。縁日のカップかき氷くらいのこじんまりとしたサイズに、390円とお手頃価格にしたのも功を奏したという。

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お店は繁華街・天文館近くのビルの2階(左)
内装は白を基調に明るい
棚には数学の参考書が。実はカフェ閉店後に数学塾も経営する変わったお店なのだ
白熊の顔をしたカフェラテもある(430円)。途中で目のチョコチップが沈んで、奥目っぽくなるのがこれまたかわいい
桜島と錦江湾をイメージしたガトーショコラも(680円)。マグマと海をそれぞれ赤と水色のジュレで再現
しろくまの顔はその日によって変わるのも1つの魅力(左)。テイクアウトも通年できる(右)

 大人味に、手軽な量と値段、なんといってもかわいい白熊の顔。いろんなしろくま提供店が集まる繁華街・天文館あたりにお店があるので、王道以外を攻めるならおすすめだ。

南国でしろくまを愛でよう

<店舗情報>

SANDECO COFFEE(サンデココーヒー)/数学カフェ/数学塾

鹿児島市名山町4-1-2F(鹿児島市役所・電車通りを挟んで斜め向かい)

TEL:099-213-9533

営業時間:午前10時から午後5時30分まで

定休日:火曜・水曜

「SANDECO COFFEE的 白熊」390円、テイクアウトOK

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