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ルンバに続くお掃除ロボ第2弾「ブラーバ」は床拭き専用 今回もペットとしても愛でられる?

今度は水拭き・乾拭きができるお掃除ロボット登場。

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 ロボット掃除機「ルンバ」に続くアイロボット社のお掃除ロボット第2弾として、自動で床を水拭き・乾拭きしてくれる「床拭きロボット Braava(ブラーバ)380i」を、アイロボット日本総代理店セールス・オンデマンドが7月4日から発売する。

公式発表会で披露された「ブラーバ」。今度は拭き掃除ロボットだ!

 ルンバは2004年の国内発売以来、2013年で累計100万台の売上を突破。前例のなかった「自動で室内を掃除するロボット」も今では日本にしっかり定着しつつある。利用者には動く姿をペットとしてかわいがったり、歌う機能を付けたりする人まで現れ、ただ掃除をさせるだけでなく愛着がもてるロボットとしても親しまれるようになった。

 今度の「ブラーバ」は果たしてどのような性能をもつのか。そしてルンバと同じくペットとしてかわいがられるようになるのだろうか。7月1日にセールス・オンデマンドが行った発表会で、ブラーバの実態を探ってきた。

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拭き掃除中のブラーバ

拭き掃除ロボ・ブラーバ、その主な性能は!

 ルンバがホコリやゴミを吸い取ったのに対し、ブラーバは拭き掃除を行うロボット。電源を入れて水拭き・乾拭きどちらかのボタンを押せば、あとは室内の障害物を避けながら自動で床を拭いてくれる。米国では昨年8月に発売された。

 「ブラーバのある暮らしは、素足で過ごしたくなる毎日です」が製品理念。2012年度のデータによると、日本の家屋の床材は、戸建・マンションともに7割以上がフローリング。家庭の6割以上が週1回水拭きを行うなど日本人の清潔への意識も高いことから、同社は日本にも需要があるとしている。

見た目は複合機っぽい

 本体のサイズは幅244×奥行き216×高さ79ミリで、上から見るとB4用紙を一周り大きくしたほど。ルンバがフリスビーを厚くしたようなディスク状だったのに比べ、ブラーバは四角い複合機のようだ。床拭きに特化することを考えて形成した結果らしい。

取っ手をつかんで持ち運びも(右)

 清掃モードは2種類。水拭きのウェットモードでは、モップ掛けの動きをイメージして「Y」の字に左右へ前進後退を繰り返しながら進む。「ウェットクリーニングパッド」から専用クロスに水が一定量補給されるため、クロスが乾くことなくしっかりとした水拭きを実現。ドライモードでは、直進しながら障害物でターンを繰り返し、平行移動で乾拭きしてくれる。パッドには付属のドライクロス以外に市販のシートも装着可能だ。

ドライモードで動く様子
パッドに装着した専用ウェットクロス(下)と、ドライクロス(上)
「ウェットクリーニングパッド」に水を入れておくことで、クロスに随時水が補給される
下の電源ボタンを押して、あとはウェットモード(右)かドライモード(左)どちらかのボタンを押せば拭き掃除スタートだ

 障害物を避ける上で、本体は室内の位置情報を正確に把握できる「NorthStar ナビゲーションシステム」を搭載している。まずは付属の「NorthStar キューブ」をテーブルや棚など部屋の中心の高い場所い設置。するとキューブから天井へ照らされた赤外線のポイントを本体が受信する。結果、ブラーバ自身が部屋の形状や家具の配置などを部屋の状況をマッピング(記憶)しながら、今どこを掃除しているか、次にどこを掃除すればいいか判断して隅々まできれいにしてくれる。

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NorthStar キューブ

 約3ミリを超える高さの段差は乗り越えないためラグなどに乗り上げる心配は無用。壁には沿うようにして進むため、際にたまりやすいホコリも清掃できる。ほかにも壁や家具を傷つけないバンパーを本体前面に装備したり、運転音も“図書館内と同じレベル”とうたうほど静かだったりと、特長はさまざまだ。内蔵バッテリーは充電式ニッケル水素電池(約2000mAh)で、最大稼働時間はウェットモードで約2.5時間、ドライモードで約4時間。

ペットのように愛でられるのか

2台のブラーバが互いにぶつからないよう気をつけ合う図

 さて、ブラーバはどれだけペットのようにかわいがられるだろうか。ブラーバが部屋の状況を把握しながら独り移動する様子はルンバと似たところが。ただ、ブラーバは掃除を終えると拭き始めのスタート地点に戻って活動停止する。ルンバが充電ドッグへ戻る姿をペットが小屋へ入るように感じていた人にとっては、この点は味気ないかもしれない。

充電は写真のように急速充電スタンドにセットするか、ACアダプタにつなぐ

 ネットで話題になったルンバのアレンジでは、本体にぬいぐるみをかぶせて「スーパーマリオブラザーズ」のノコノコやクリボーが室内をウロウロする様子を再現するものがあった(関連記事)。ブラーバには本体前面と上面に1つずつ赤外線の受信部がある。ここさえ覆わなければ、何かをかぶせたりフィギュアを載せたりして自分好みのマイ・ブラーバに変身させることができるだろう。

赤外線の受信部は前面、上面に1つずつある黒い部分

 また、飼い猫がルンバの上に乗って移動する姿もかわいいと評判だった(関連記事)。実はブラーバ、一定以上の重さが加わって後ろへ傾くと、内部のセンサーが離れて自動的に停止する安全機能が備わっている。うーん、猫が乗るのは難しい? どれだけの重さに耐えられるのか発表会場の説明員に尋ねたところ、そもそも掃除用のロボットなので何か載せるのは想定していないと踏まえた上で、荷重への耐性については分からないが、後ろへ傾かない限りは動き続けるはずとのこと。

 この赤外線部分や傾きに気をつけながら、これまでのルンバのようにアレンジを施す利用者も現れるかもしれない。もちろん拭き掃除のために設計されているので、壊さないよう安全に使用しつつ、ちょこまか動く姿を愛でたいところだ。

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 ブラーバのセット内容は、本体、NorthStar キューブ、クリーニングパッド、ウェットクリーニングパッド、急速充電スタンド、ACアダプター、ドライクロス(白)、ウェットクロス(青)、交換用導水キャップ。価格は3万3000円(税別)で、まずはアイロボットストア公式サイトで販売される。

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