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Baidu IMEアップデートシステムに障害 インストールしていないソフトがインストールされる不具合
自動アップデートの条件設定を誤っていたことが原因。
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バイドゥは7月4日、日本語入力システム「Baidu IME」のアップデートシステムに障害が起き、ユーザーがインストールしていないソフトがPCにインストールされていたと報告し、謝罪した。
問題が起きたのは7月1~2日。同社はBaidu IMEの旧バージョンとランチャー「かんたんスタートBOX」の両方がインストールされているPCに、かんたんスタートBOXの自動アップデートを試みた。この際、アップデートの条件設定を誤っていたため、かんたんスタートBOXを使っていないPCにも同ソフトがインストールされる不具合が発生した。この問題は、現在Baidu IMEがインストールされているPC全体のおよそ0.3%に影響したという。
バイドゥは、かんたんスタートBOXのアンインストール方法を案内している。システムの改善方法については現在検討中。システムを改善し、ユーザーに報告するまではBaidu IMEの自動アップデートはしないとしている。
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