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Baidu IME / Simejiのログ送信問題にバイドゥがコメント 「無断送信はしておりません」

「ユーザーの入力情報を無断で中国のサーバーに送信している」は「誤解を生じる報道」と説明。

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 日本語入力システム、Baidu IME / Shimejiが利用者の入力ログ送信問題(関連記事)を受けて、バイドゥは12月27日、一連の報道に対する見解を発表しました。今回の件では、一部で「『Baidu IME』『Simeji』がユーザーの入力情報を無断で中国のサーバーに送信している」といった報道がなされていましたが、これに対し「誤解を生じる報道」とコメントしています。

 バイドゥが訂正したのは以下の2点。


無断でサーバーに送信?

→「Baidu IME」については、ソフトウェア利用規約によりユーザーに事前許諾をいただき、また、クラウド変換のON/OFF設定も可能となっており、無断送信はしておりません。


入力したパスワードが中国のサーバーに送られている?

→パスワードやカードなどの信用情報については、クラウド変換利用時も外部へは送信しておりません。


 バイドゥによれば、データを送信するのはユーザーが許諾した場合のみであり、またその場合においても、パスワードやカードなどの信用情報は送信されないとのこと。また、根幹となるクラウド変換技術についても、関連サーバーとデータはすべて日本国内で厳重に管理されており、また送られた情報が個人情報とひもづけられたり、漏えいしたりするリスクはないと説明しています。


画像 Baidu IMEのインストール画面。インストール時に「ログ・レポート送信」についてのチェック項目があり、デフォルトではチェックなし

 一方、Shimejiについては報道にあったとおり、クラウド変換をOFFに設定した場合でもクラウドサービスにアクセスしてしまう不具合がありましたが、こちらの問題についてはすでに修正済みとなっています(関連記事)。



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