映画「るろ剣」福山雅治出演をサプライズ発表　マンガ原作は初、役柄は不明

　映画「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」の新キャストとして、俳優の福山雅治さんが発表された。まだ役柄・役名は明かされておらず、「長い髪に着物姿、果たして緋村剣心の敵なのか味方なのかは明らかではないが、剣心と深い関わりがあり、物語の鍵を握っていることがうかがえる」と紹介されている。

　志々雄真実役に藤原竜也さん、四乃森蒼紫役に伊勢谷友介さん、瀬田宗次郎役に神木隆之介さんなど、豪華な配役が話題を呼んでいる今作。主要キャストはほぼ紹介され、「京都大火編」公開まで5日を切った中でのサプライズ発表となった。全国試写会では登場したにも関わらずエンドロールに名前がクレジットされていなかったため、ネットで話題になっていたという。

　福山さんの映画出演は、自身が日本アカデミー優秀主演男優賞を獲得した2013年の映画「そして父になる」以来。コミック原作の実写映画は初出演となる。緋村剣心役の佐藤健さんと監督の大友啓史さんとは、2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」から約3年ぶりの共演だ。

　佐藤さんはこの出演について、「福山さんのラジオに呼んでいただき共演した時に『続編あるならぜひ出て下さい』と話したことがあって、今回本当に実現して、口だけじゃない先輩の男気を感じました」と、事務所・アミューズの後輩ならではの一言。

　福山さんは、「大友監督とは『龍馬伝』以来3年ぶりになるのですが、作品としてさらなる高みを目指し、深く進化している撮影現場に感動しました。今回激しいアクションシーンを体験させていただき、剣の一振りにもそれぞれの個性があり、そのアクションに『役も人間も滲み出るものだ』ということをあらためて教えていただきました。そしてそこで出会った剣心は、とても強く美しかったです」とコメントしている。

　果たして福山さんは何役として登場するのだろうか。第一部「京都大火編」は8月1日に公開、第二部「伝説の最期編」は9月13日公開。