ニュース
殺人鬼「切り裂きジャック」の正体、DNA鑑定で判明?
専門家からは疑問の声も。
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
1888年にイギリスのロンドンで発生した未解決の連続猟奇殺人事件の犯人「切り裂きジャック」の正体を、DNA鑑定で突き止めたと主張する人物が現れて話題になっている。
その人物は「安楽椅子探偵」を自認するイギリスの企業家ラッセル・エドワーズ(Russell Edwards)さん。9月9日に発売する書籍「Naming Jack the Ripper」で、ポーランド出身のアーロン・コスミンスキ(Aaron Kosminski)が切り裂きジャックだと主張している。コスミンスキは当時6人いた主要な容疑者の1人だった。
エドワーズさんは、事件の遺留品とされるショールを2007年にオークションで入手しており、このショールについた体液について、コスミンスキの子孫の協力を得て専門家にDNA鑑定を依頼した。その結果、DNAが子孫のものと一致したという。
advertisement
一方で、専門家からは疑いの声も上がっている。問題のショールはこれまでに多数の人が触れているため、DNAサンプルの信頼度が低いと指摘されている。
切り裂きジャックの正体についてはさまざまな説があり、今なおリッパロロジスト(切り裂きジャック研究家)の間では議論がある。先には推理小説「検屍官」シリーズで知られる作家のパトリシア・コーンウェルさんが、画家のウォルター・シッカート(Walter Sickert)を真犯人とする推理を披露している。
関連記事
自宅でできる遺伝子検査「MYCODE」が8月12日から開始 Amazonで予約受付中
注射や通院はいりません。科学捜査官になって犯人を探せ! 「科学捜査」がテーマの特別展、千葉市科学館で
事件現場のセットで事件捜査がゲーム感覚で体験できる「科学捜査シミュレーションコーナー」など。ヤフー、ゲノム解析先行モニター5000人募集
IT×医療の近未来?10万年後、人類はアニメ顔になっている?
アーティストと学者の予想がすごい。カメはトカゲではなく、ワニ・トリ・恐竜の親戚だったことが判明
理化学研究所のゲノム解読により。研究費をネットで集められるサイト「academist」がオープン! 第1弾は「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」の資金募集
テヅルモヅルめっちゃ謎めいてる!!!!! いきなり面白れぇ!!!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.