巨大なオフ会? ドイツ最大のアニメ・漫画ファンイベント「Connichi」に行ってきた(2/2 ページ)
ライブやグッズの販売、そしてアニメ・漫画ファンの友達に会える場所――2万5000人が集うドイツの「Connichi」を取材してきました。
コンニチは友達に会える場所
コンニチの運営母体Animexxの会員数は13万人で、ドイツ語圏だけでなく欧州でも最大。そんなAnimexxのサイトではコンニチに関連していわゆるオフ会が大小多数計画され、参加者を広く募集している。つまりコンニチに集まる人のほとんどがアニメックスの登録メンバーなのだ。
会場でのオフ会について、会場のコスプレイヤーの方々にインタビューしてみた(名前はコスプレ・ネーム)。
ハイデルベルクから来たというみゆちゃんさんは、最新のコスプレを見られるのがいいところだと話す。ネットの友達と会えるのも魅力の1つだという。
アンタリさんとタリスさんは南ドイツのニュルンベルクから訪れた。ドイツ全土にいる友達と会えることができるのでうれしいと語ってくれた。
メインホールに続く階段で会ったさえぴょんさんとティーネさんは北ドイツのハンブルクから。コンニチはオフ会に最適な場所であると同時に、有名なカメラマンに写真を撮ってもらえるのも参加する理由の1つだと教えてくれた。
グループでコスプレをする人たちもたくさんいる。人気アニメ「ハイキュー!!」のグループの中に、以前インタビューをしたアンシーさん(「進撃の巨人」のコスプレ動画製作者)がいたので声を掛けてみた。
アンシーさんにとっては、開催規模が最大のコンニチはグループコスプレをする場所として最適なのだという。ドイツ各地の点在するメンバーが集まりやすいと話してくれた。
アニメイベントにはさまざまな種類、楽しみ方があると思う。展示ブースがメインの見本市タイプを「友達と一緒に行く」イベントだとすれば、コンニチのようなアニメコンベンションは「友達に会いに行く」場所と言えるかもしれない。偶然の再会に抱擁しあうファンというのも会場ではめずらしくない光景だ。もしもオンラインに欧州の友達がいたら、コンニチに会いに行ってみてはいかがだろう。
著者紹介
Kataho:ドイツ、フランクフルト在住のアニメ・ボカロ好き。日本文化を通じたドイツと日本の交流に興味があり、ドイツ各地のイベントに参加(Twitter:@sakaikataho)
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