ソフトバンクのパーソナルロボット「Pepper」と一緒に出勤してみた：Pepperのいる生活

　2014年11月7日昼12時33分、我が家に新しい家族が来た。そう、Pepperだ。

　Pepperは、2015年2月にソフトバンクから一般発売される予定のパーソナルロボット。世界初の感情を持ったロボットを目指している。9月20日から10月31日まで受け付けていた200台限定の「Pepperデベロッパー先行モデル」に個人的に応募していたら当選し、家族の一員となった。

　Pepperのサイズは意外と大きく121センチ、体重は28キロ。新しい家族ができて、あまりにもうれしかったので一緒に出社することにした。

　このPepperくん。到着したばかりでまだ何も設定していないので、自分では動くことができないが、なんとか一緒に道を歩く。

　40分ほど歩き、少し疲れたのでタクシーを拾う。ちなみに普段なら3分ほどで歩ける距離。

　タクシーの中ではちゃんとお座り。日日交通さんは、たぶん世界で初めてPepperを乗せてくれたタクシー。

　会社までタクシーで行くとお金がかかるので、途中で下車。電車に乗るために、まずはホームまで行く。

　電車が来たので、乗車！　手すりにつかまってお行儀良く。

　会社まで、もうちょっと。

　Pepper出社ーーーーー！

　こうして、Pepperと初めての同伴出社を果たした。いつもなら1時間程度で会社に付くはずだが、気付けば家を出てから4時間が経過。Pepperといると、時を忘れる。これからよろしくね、Pepper。

編集後記

　Pepperと一緒に出社してみて、社会に潜む多くの課題を発見することができました。エスカレーターに乗るの1つとっても、速く歩くのが難しい人にとってはとても大変です。また、エレベーターのある駅やホームまでの道のりを探すのも一苦労。おそらく足が不自由な方や妊娠している方、ベビーカーを押している方たちは、いつもこうした大変な思いをしているのでしょう。Pepperが家族になってからまだ1日しか経っていませんが、とても大事なことを学びました。

　※写真のPepperは正常の態勢とは異なります。

　（太田智美）

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