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2020年のメークはこれが流行している! 資生堂が予想するトレンドは「日本文化」と「スポーティー」

東京オリンピックはこれで参加します。

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 資生堂は2020年のメーキャップを予測し発表しました。へー! ちょっと未来の女性たちはこんな感じのメークかもしれないんですね。

 「東京オリンピックが開催される2020年は、世界中の様々な国の方が日本へ訪れ、改めて日本独自の伝統や文化に注目が集まります。また、スポーツ産業が活性化することで、スポーティーなファッションがトレンドに取り入れられる」と予想。資生堂ビューティートレンド研究 シニアヘア&メーキャップアーティストの鈴木節子さんが、「ジャパンカラー」と「スポーティーポップ」の2つのメーキャップを提案しています。

ジャパンカラー

 「ジャパンカラー」は日本古来の化粧の三原色である「赤」「白」「黒」を基調としています。透明感のある肌や目頭の輝きを表現する白、目のフレームを際立てる黒いアイラインと赤い口紅など、和装メークで施す目の縁にさす紅を、黒いアイラインの縁にもさしたのが特徴です。「和の化粧を現代風にアレンジし、日本女性の凛とした美しさを表現」しています。

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スポーティーポップ

 「スポーティーポップ」はアイラインのメークアレンジが多様に表現されるようになっていることも受け、明るいカラー、ブルーを使用したダブルラインのポップなメークを提案。「肌はツヤのある健康的な肌に、口もとはオレンジリップで、軽快でスポーティーな印象に仕上げます。全体的に軽やかで颯爽とした美しさを表現」しているそうです。

 また、西洋化粧が一般的に取り入れられるようになった1920年から現在に至るまでの化粧の変遷を1人のモデルで再現する試みも。景気が良くなると明るい色の口紅と太眉が主流となり、不景気になると眉が細くなる傾向にあるとのこと。また、天災や情勢不安があるとナチュラルへ回帰するそうですよ。

1920年代~1970年代前半の化粧に共通するのは、西洋文化への憧れ。お手本は、銀幕の女優や欧米のスターアイコンでした
東京オリンピックをきっかけに日本人が本格的に世界を意識し始めた時代。日焼け色の肌が流行した。1970年代に入ると全体的に退廃的な雰囲気が主流となる
「西洋人のようになりたい」というコンプレックスを脱し、日本人固有の美しさを見直すように。細く薄くなる一方だった眉が、一気に太く濃くなる
90年代後半から茶髪・細眉・小顔メークで女性たちの美容熱はヒートアップ。より細分化され、多様化していく。化粧品だけにとどまらない美容表現が過熱している矢先、東日本大震災により「自分自身を見つめ直す」としてナチュラルに回帰していく

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