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おせんべいを立体的に理解するイベント「360°おせんべいミートアップ」が気になったのでいろいろ聞いてみた

主催は三幸製菓。

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 「360°おせんべいミートアップ」というあまり聞きなれないイベントが、1月31日(東京・池袋)と2月1日(大阪・本町)で開催されるらしい。イベントページを見てみると、「おせんべいをあらゆる角度からとらえ、立体的に理解するという体験型イベント」だそうだ。「おせんべいをお菓子としてではなく食品として捉えたり、ビジネスの商材として捉えたりする」とも記載されており、何やらマニアックな香りが……。気になったので担当者にいろいろ聞いてみた。

 このイベントを主催するのは、おせんべいの製造販売などを行う三幸製菓の人事課。学生・社会人問わず、無料で参加申し込み可能だ。

 気になったのは、なぜ「人事課」が主催なのだろうかということだ。イベントの内容を見ると、食べ比べやおせんべい手焼き体験、新しいおせんべいの食べ方提案、デコレーション選手権などが行われるとのことで、エントリーシートの記入や面接といった従来の「採用イベント」らしい記述は一切ない。担当者に採用と関係のあるイベントなのか聞いてみると「遠まわしには関係するものです」との回答があった。

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 「遠まわしには」という言葉が妙に引っかかったのでどういうことなのかもう少し詳しく聞いてみた。すると、三幸製菓が一緒に働きたいと考える人物像とかかわりがあることが分かった。

 実は三幸製菓は以前にも、おせんべいへの熱い思いを自由形式で発表する「おせんべい採用」というものを実施している。今回のイベントもそのような取り組みの1つ。おせんべいが好きすぎて自分で作ってしまうという人や「三度の飯よりおせんべいが好き!」という人、おせんべいを語り始めたら止まらないといった「おせんべいのコアファン」を探したいとの思いから、このイベントを立ち上げたという。

 一見謎に包まれた「360°おせんべいミートアップ」だが、「採用に限らず何かの縁でつながるとうれしい」と担当者は考えている。三幸製菓のビジネスのど真ん中にある「おせんべい」を通じて、今後どんな新しいおせんべいの世界が生まれるのか楽しみだ。

太田智美

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