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「先生もいってたじゃないか!」いじめ解決に同調圧力? 法務省制作マンガが話題

実は1997年発行の啓発冊子。2013年版では違う解決策が紹介されていました。

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 法務省Webサイトに掲載されている、人権問題の啓発冊子「みんなともだち~マンガで考える『人権』~」で描かれている「いじめの解決策」が、「何だかモヤモヤする」と話題になっていました。

 主人公の男の子が、ある方法でいじめっこを止めるのですが、それに対し「ただの同調圧力でいじめた側が反省していない」「まさに日本社会の縮図」といった否定的な声があがっています。その方法とは以下のようなものです。

主人公 「先生もいってたじゃない!みんな人権があるんだから、むりやりかばん持ちやおつかいをさせちゃいけない!」

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主人公 「クラスのみんな同じ意見なんだよ」

みんな 「そのとおり!!」

いじめっこ 「わっ」

主人公 「どうする? いじめをやめてくれる?」

いじめっこ 「わ、わかった」「もうしない」

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みんな 「ワーイ!」

 ちなみに、このマンガはたびたび話題にあがるもので、1997年に発刊されたものです。2013年には同名の冊子が発刊されており、2013年版では、1997年版とは異なるいじめ防止・解決策が提案されています。先生からクラス全員に対し「考えてみましょう そんな時、『自分がこうしてもらえたら」って」と問いかけ、子どもたちは自分の経験を思い浮かべながら、どうすればいいかひとりひとり考えていました。

啓発冊子の表紙。左から、1997年版、2013年版 
いじめに関するマンガ。左から、1997年版、2013年版

 なお、法務省の資料「学校におけるいじめに関する人権侵犯事件の推移」によると、平成21年が1787件、その後増え続けており、平成24年3988件、平成25年4034件と報告されています。

林健太

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